簡単に「日本一」とか言っていませんか?

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みなさま、こんにちは。本日も新しい記事をお届けします。

広告の「一番」を考える

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今回のトピックは、広告でよく見られる「一番」の表現についてです。皆さんも、日本一や日本最大といった「一番」を謳った広告を目にしたことがあるかもしれませんね。しかし、法律的には「一番」と主張するには確固たる根拠が必要です。つまり、調査もせず、認定も受けていないものを自称の「一番」と表示することは許されません。

私が最近見かけた「一番」

最近、私が買い物や外出中に目にした、根拠の薄い「一番」の例をご紹介します。これを見て、自身が広告を発注する立場にいる方々も、自社の広告表現を再評価する良い機会かもしれません。

1:●●は日本一の還元率!
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あるショッピングモールのフードコートで、手書きのポップが大々的に「●●は日本一の還元率!」と宣伝していました。確かに、その店では10個の商品を購入すると1個無料で提供されるため、還元率は10%と高いですが、他の店舗では25%や33%の還元率も存在しますし、日本全国の店舗を比較するのは難しいでしょう。したがって、あくまで目指す方針を示すべきです。例えば、「日本一の還元率を目指します」といった表現や、対象範囲を具体的に示す「このフードコートで一番高い還元率です」というアプローチが適切です。

2:他にはない 日本一おいしいフランス料理
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あるフランス料理店の横断幕には「他にはない 日本一おいしいフランス料理」と書かれていました。しかし、全国のフランス料理店を調査するのは難しく、おいしさという主観的な要素について客観的な根拠が不明確です。このような場合、日本一と主張するのではなく、お店の独自性や努力をアピールする表現を選びましょう。

一番を主張する難しさ

先述の例からもわかるように、調査が難しい場合、一番と主張することは困難です。しかし、広告にはインパクトが必要です。一番という言葉にこだわるのではなく、具体的な情報や特長を強調することも効果的な広告戦略です。例にあげた飲食店の場合「還元率10%!」で充分効果的な表現になります。
法律を順守しながら、消費者に訴求力のある広告表現を検討しましょう。

それでは、今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。弊社ではチラシ、FAX広告、DMハガキなどの広告デザインもお受けしておりますので、お気軽にお問い合わせください。





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