「〜」や「 ... 」 を使う英語教材を避けるべき理由

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学び
enjoy は「楽しむ」
このように覚えていませんか?危険です。

enjoy は「〜を楽しむ」「... を楽しむ」
これも危険です。

参考書執筆者は「〜」「... 」なんていう無責任な記号を安易に使うべきではありません。

なぜか。「〜」「... 」の位置に cook dinner や to cook dinner を置いて、

I enjoy cook dinner.
I enjoy to cook dinner

という英文を作ってしまう学生が続出するからです。これは学生の責任ではありません。教える教師や参考書の著者の責任です。

「〜」や「... 」の来ることができるのが何なのか明確にすることはとても大切です。責任ある教師や参考書の著者はこれを明確にします。

* I enjoy cook dinner.
* I enjoy to cook dinner
がダメで、
I enjoy dinner.
I enjoy cooking dinner.
なら可、ということを知ることが大切だからです。

従いまして、「〜」や「... 」の部分に来ることができるのが何かを定義して明示する教師や参考書の著者なら信用できるということになります。

「〜」「... 」を使わずに正確な表現をする方法。簡単です。

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enjoy + O =「 O を楽しむ」

(注) この O の位置に来ることができるのは名詞または動名詞、またはそれに相当する語句で、enjoy という動詞が持つ意味に合致する意味内容を持ったものとする。
=====================
とすればいいのです。

enjoy = 〜を楽しむ
enjoy = 楽しむ

はどちらも不正確でよろしくありません。いますぐやめましょう。次のように文が作れるかどうかで判断することが大切です。

I enjoy tennis.
I enjoy dinner.
I enjoy playing tennis.
I enjoy cooking dinner.

この4つなら全部 OK です。

しかしこのことから 「〜」「... 」の部分には名詞または動名詞が来るのだなということを察しろ、というのを初級者に求めるのは酷というものです。

一方、同じ名詞でもその名詞を作る部分の内部に SV が含まれる「名詞節」というものが来ることはできるでしょうか。やってみましょう。

* I enjoy that I play tennis
* I enjoy that I cook dinner

どちらもダメなんです。ですから、enjoy の後に何が来てワンセットを作るかを知ることがとても大切なのです。だからその「何が来るか」に当たる部分を明示しなければなりません。その部分を「〜」や「... 」で曖昧にする、ごまかす、というのがかなりまずいことだ、ということをこれでご理解いただけるでしょうか。

今すぐお持ちの参考書を見直されて下さい。

ご安全に。Stay safe. Enjoy your trip. 











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