貧乏脱出しませんか②

記事
コラム
前回の記事の続きです。

私は人生を終わりにすべく
自分の生まれ育ったマンションの屋上の端っこに
足をかけて下を見下ろしました。

しかし、頭に浮かぶ文字は「痛そう」。
別に半端な気持ちで死のうと思ったわけではありません。
でも、飛び込む勇気もなかったのです。

しばらくぼーーっとしたのち、マンションを降りて
再び自分の自宅へ帰りました。
あんなとこから飛び降りて万が一生き延びてしまったら
ただ痛いだけの地獄。
死ぬなら一瞬かつ自分の意識がない楽な方法にしようと
今でも思っています。

そして、家に帰り考えます。
ここからがこの記事のタイトル
「貧乏脱出しませんか」に関係あります^^;
家に帰り考えたこと。
「そもそもなんで死にたいんやっけ?なんで俺こんなにがんばってきたのにいまこんな貧乏で弱者男性になってんの?」
何時間も自問自答しました。

当時は、離婚した直後でお金もなくて
養育費と家賃の支払いに追われて
既婚のときよりもますます金欠状態。

マズローの5段階欲求でいうと私は最下層の
生理的欲求すら満たせていなかったのです。

そして貧乏から脱却するためにはどうすればいいのか。
そもそも何に私は追われているのか。
なんでしたくもない仕事をしているのか。
なんでこんなに苦しいのか。
まずはお金?お金が原因なのか?
ほんとにお金が原因か?
養育費も含めた固定費の見直しを行いました。

そしてあることに気が付きます。

そういえば子供のころに「死んでしまうかもしれない」
なんて考えたことはなかったな。
なんで?
子どものころはお金はもってませんが
親に守られ、家があり、食べ物もありました。
(現代はその状況がない子どもたちが一定数いるのは心が痛みますT△T)
お金がないことは確かに苦しいですが
お金がなくても家と食べ物があれば
死ぬことはないんじゃないか?

私はいつのまにか養育費や家賃など
生きる為というよりも、
生きるのに世間から必要と思わされているものに
お金を払うために働いていた。いや働かされていたのです。

ちょうど仕事をやめたタイミング。
次の就職先を探すのに失業手当をもらっている期間だったこともあり
身動きはしやすかったため、親に頭を下げ実家に帰ることにしました。
厳格な父親だったため「いい年して大の大人の男が情けない」と
怒鳴られ罵倒されましたが、
まずは生活を整える為特に何も言い返さず我慢しました。

その後、今も一部業務委託としてかかわりのある会社に就職をしました。
家にお金は収めますが、離婚して一人暮らししてた時よりも
食費のかかりかたが桁違いで減りました。
母親には頭があがりませんね^^;

1ヶ月目はいろいろと諸経費もあり手元にはほぼお金は残りませんでしたが
実家に帰って働き始めてから2か月目の給料は、
養育費と家賃、食費を払っても手元に10万以上初めて残りましたT△T

私は新卒になると同時に結婚したため、社会人になってから
いきなりお小遣い制だったので手元に10万残るという体験を
社会人8年でしたことがなかったのです。
普通に感動しました。

続く
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