ラインアート集(by 生成AIs)

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こんにちは。たつやです。

GW中にStable Diffusionで遊んだ話の最後のネタです。

これまでの記事でも触れましたが、画像生成AIで生成される画像には、モデルごとにいろいろな表情があります。

とくに、プロンプト(指示)が抽象的なほど、そのような表情が強く出るはずです。
※プロンプトがなくても画像は生成されるので、それを見ても面白いと思う。

そこで、いろんなモデルで抽象的なラインアートを描いてみました。

Settings

プロンプトは
line art,white background,
0: circles,
8: squares,
16: stars,
として、〇→□→☆の順にラインアートをアニメーションさせてみます。
また、FPSは8で24フレーム(3秒)としました。

全てのモデルでこれらの設定は同一です。
以下では、それぞれのモデルで4試行分のアニメーションを載せています。

お楽しみください。

AbsoluteReality

万華鏡みたいできれいですね。
きれいに対称性があります。
〇□☆のモチーフもはっきりと見えています。

AnyLoRA

対称性はありますが、〇□☆のモチーフは少し弱いですね。
モノクロではなく、グラデーションが強く出ているのが面白いです。

Counterfeit

白黒に交じってパステルカラーも出ていて面白いです。
〇□☆のモチーフは試行によっては現れていないものもありますね。
個人的には、□を使った画面のトランジションみたいなの(左下)が結構好きです。

CyberRealistic

対称性と非対称性が混在したアニメーションがあって面白いです。
共通してグリッド線みたいなのが現れていますね。

DreamShaper

対称性はありますが、〇□☆のモチーフが現れていない試行もありますね。
波のようなアニメーションが現れているのが印象的です(右上、左下)。

EpicRealism

黒でのベタ塗りが少なく、線で描いている印象があります。
ラインアートに一番近いかもしれません。

Flat-2D Animerge

抽象的な指示に対して、女の子の絵が描かれています。
ただ、☆のモチーフなんかもちゃんと現れていますね。

Juggernaut

すごく対称性があってきれいな万華鏡です。
模様の細かさ/粗さが目まぐるしく変化していて引き込まれます。

NeverEnding Dream

〇□☆のモチーフもちゃんと現れていて、いいですね。
それらが放射状のモチーフと合わさっていて楽しいです。

RealCartoon3D

これもきれいな万華鏡です。
ややゆっくりとした模様の変化で、複雑な模様が印象的に見えます。

ReV Animated

細かすぎない模様で表現されていていいですね。
対称性がある、かと思えば、部分的に対称性を破る表現もあって面白いです。

ToonYou

これも、割と多く顔のモチーフが現れました。一方で、〇□☆のモチーフも所々に見えます。
パステルカラーの配色が印象的です。

ToonYou - JP

卵みたいな形状が印象的ですね。
〇□☆のモチーフはあったりなかったりしますが、モチーフに色がついているのはおしゃれです。

v1-5-pruned-emaonly

騒がしいモノクロの画面に、たまに〇□☆のモチーフが現れています。
目が痛くなりそう。


Remarks

今回の実験は、なにより楽しかったです。
モデルごとの表情がこれだけ顕著に現れたのがその理由でもあります。

プロンプトによって生成AIを思い通りにコントロールする、というやり方とはまったく逆のアプローチをしましたが、それだけに、予想と違うという驚きを良い意味で感じました。
それもあり、それぞれのモデルに対する親しみも深まったと思います。

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