「○○○万円の壁」とは? 簡単に解説していきます!②

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法律・税務・士業全般
前回は「税制上の扶養」について触れましたが、
今回は「社会保険の扶養(130万円の壁)」についてご紹介したいと思います。

社会保険の扶養に入ると以下の効果があります。

※扶養者は主に生計を立てている人、被扶養者は扶養してもらう側の人を指します。

【メリット】
・被扶養者は社会保険料を支払う必要がなくなる。
・被保険者は被扶養者分の社会保険料を支払う必要はない。

【デメリット】
・被扶養者は厚生年金の被保険者になったときよりも、
将来もらえる老齢年金額が少なくなる。
(デメリットというのかは微妙なところです)
・傷病手当金がもらえない。

【条件】
被扶養者となる人は年収130万円未満である必要がある。

被扶養者になると、金を払わずに健康保険のサービス(3割負担)を受けられ、
しかもちゃんと将来に老齢年金を貰えるのは非常にありがたいですよね!

それでは被扶養者で居続けるのがお得なのか?

低いパフォーマンスで高いサービスを受けられるのは確かです。

でもそれが絶対に良い選択肢とは限りません。

被扶養者で居続けるということは、年収130万円未満を維持しないといけません。

そうなると就業時間も比較的短くなるため、高いスキルを要求される業務は担当しないかと思います。(勤め人の場合)

将来、ずっと家族と一緒にいられるわけではなく、突然の死別や離別は誰にでも起り得ます。

そんな万が一のことを考えると、お得感が少ないとしてもお金を稼ぐスキルは持っててもいいんじゃないかと考えています。

とはいえ、もし私の配偶者がかなりお金を稼いでいる人であったという場面を想定すると、
私は被扶養者になりたいです!

良い制度であることは間違いないでしょう。

(前回のブログです)

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