主観・偏愛がスタートでいい

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この間、趣味で続けているボイストレーニングの先生に
「今、歌っていて”ここが難しいな”とか困っている所ありますか?」
と聞かれたので
「表現力の手数が少ないので、増やしたいんですよね」
と言うと、少し考えてからこんなような事を言ってくれました。
「表現力ってインプットして増やすものじゃなくてアウトプットで増やしていくものな気がしています」
なんか、むちゃくちゃ気付きがある言葉でした。

歌がうまくなりたい、という動機で始めたボイストレーニングですが突き詰めていくと割と自分自身の感情と向き合う作業が多くてたくさんの発見があっておもしろいです。
表現力に関して先生はいつも「自分が気持ちを乗せるんですよ」と教えてくれています。
「普通に感情的に歌詞を話して、それに音程が乗れば歌になります」というような事も言っていました。
歌詞を読んで自分自身がどんな気持ちになるか、がスタートなんです。
なのに私は「こういう方法を使えば、人にこう伝わる」という方法を身に着けて自分の歌の表現力を広げようとしていたんですがそれは先生が教えてくれていた事とは違ったんです。
まず私は「自分がどう思うか」を考えなきゃいけなかったんだなぁと気付きました。

ひろゆきさんの「それってあなたの感想ですよね?」というセリフがあって
そこだけ切り取って使う人も多く、そうなってくると「主観」を持つことがワガママな、視野が狭いような印象を持ってしまうかもしれませんが主観を持つ事、というのは自分を幸せにする上で最も大切な事の1つだと思います。
自分がどう感じているのか、何が快で何が不快なのかわからなかったら自分に何を引き寄せたらいいのかわかりません。
主観や、偏愛をキチンと育てて成熟させる事が何においてもまずスタートなのかなと思いました。

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