気と病(神道)②

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「神様が私を病気にしたの?」

生まれつきの難病にかかった少女にこう尋ねられた時に、わたくしがどのように答えたのか。

あまりに難しい質問です。
無言で抱きしめる人、同情する人、はたまた病気は個性などと平等主義的な答えをする人。

あなたはどう答えるでしょうか。
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「いいえ。どんなものにも、あなた自身にも神様は宿っています。あなたが病気で生まれてきたことには、実は特別な使命があるんです。」

「あなたの使命とは、「愛されていること」を伝えることです。」

「愛を伝えるという使命は、人間誰もが持っています。愛が伝わった結果、あなたはご両親のもとに生まれてきました。そしていま、あなたはご両親から精一杯愛されています。」

少女はポカンとしながらも、まっすぐな目で聞いてくれました。

「あなたがどれだけ愛されているかを、ご家族に、病院の先生方や職員さんに、できるのであれば全世界に伝えてあげてください。誰よりも強く伝わるでしょう。それがあなたに特別に与えられた使命です。」

「症状や治療が辛いことや、同級生のように走り回ったりできないことを理由に「なんで私だけ、うちの子だけ」と、運命を呪いたくなりますか。ならないでしょう。」

「どんな障害や病気であっても、神様は区別していません。しかし都合よく助けてもくれません。あなたが持って生まれたものをどれだけ伸ばし、他者に伝えていけるかを、あなたの中の神様は見ています。」
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確率を操作できないという意味では、「天界にいる大きな神様」はとんだ役立たずです。

「伝え育み、伸ばし繋ぐ」

しかし、これこそが「生」の本質であり、内在する神の行いそのものです。

病という字は

「臥した人の中に丙(ひのえ、陽の火)が燃えている。」という意味を持っています。

炎症を起こし熱を出し、身体が闘っている過程そのものです。

様々な力を借りながら戦っていること、家族や社会制度に支えられていること。生きていること、つまり愛されていること。

病気の方のドキュメンタリーに心を打たれるのはなぜでしょうか。
生きていることを感じるからでしょう。


ありがとうございました。



※「病気」とは感染性のウイルスのことです。炎症+エネルギー(伝わっていく。)

ウイルスも振動し、繋がりを求めて伝わっていく使命を持っているということです。(感染予防は、医療最前線の最重要課題です。)



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