中3物語/ほいほいの魔法の畑 第8話/楽しかった「10にする計算」

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学び
2022年4月5日
学習塾リバティ 木村友彦


 「10にする計算ください」新小4のHさんが言った。ほんの息抜きの[1,2,3,4]から始めたのは去年の1月20日だ。プリントを印刷してもらうのを待ってる間に「せんせぇ。いいのできたよ」とコンピュータで[1,3,3,7]を作りやがったH。コンピュータは解がすべて表示されるからセンセは答えを見ちゃった。(1+7÷3)×3ってか。大学の先生かなんかじゃないと解けないやン。Hは、式は答え見ちゃうけれど、計算はちゃんと理解してるんだ。分数だよっ!分数!
 センセが印刷したのは[1,9,20、200]。この問題もずいぶん前のH作。2桁・3桁の数を使ったところが頭が柔らかい。
H:自分で作ったヤツなのに解らんなあ。
S(センセ):J(じゃがいも/新中3)も解いてみるか。
J:何?何?
S:1,9,20、200。
J:わっ。おもしろそう。
(しばらく考える2人)
H:あっ。わかった。そーだった。
J:ヒントください。
S:H。ヒントだって。
H:ひき算使う。わり算も使う。
(おやっ?邪魔しちゃいけないとセンセが遠慮して話しかけないでいた
 SBさん(新高3)がノートの隅にけーさんしてる。笑。)
S:SBが解いてる!爆笑。
SB:えっ?1,9,20,200ですか?
J:できたかも!
S:どれ?そー簡単には解けないぞォ。
J:あっ。ちがう。かけ算は使わないの?
H:ひき算とわり算で小数使う。
J:???
SB:できたかも。。。あっ。ちがってる。
H:ふふっふっ。ニコニコ。
S:地頭でできたらスゴいやンなぁ。SBさん。生涯の悩みを抱え込ん
 じゃったやンなぁ。笑。
(しばらくしてSBが解きあげる)
J:うーん。10.1??? 9.9??? 20÷200は使うとして。。。
H:そうそう。ニコニコ。
 9÷(1-20÷200)。
J:そーか。9÷0.9=10っ!さっきやってん!できてたんやオレ!
S:爆笑。

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