中3物語/ほいほいの魔法の畑 第1話/JとGの登場

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学び
2022年3月28日
学習塾リバティ 木村友彦


 子どもたちに囲まれて仕事をしている。なんて幸せだろう。子どもと私は並列で、子どもも私も同じ地平に立って喜びを感じてる。子どもが感じてる喜び。私が感じてる喜びをお伝えしたい。
 『ほいほいの魔法の畑』の連載はじまり~!
<問題> 下のように、自然数をグループ分けしていく。nグループに  ある数の和をnの式で表しなさい。(東海大付五高/センセ改)
      1グループ・・・1
      2グループ・・・2,3
      3グループ・・・4,5,6
      4グループ・・・7,8,9,10
 ほいほいの魔法の畑に通うJ(じゃがいも君/新中3生)は金曜日。一人の日にこれを教えてもらう。自分で考え通したかったけれど中学生の域を超える問題なので、興味津々に説明を受ける。
J:明日。G(ゲーム男/新中3生/友達/数学メッチャよくできる)
 にこれ解かせよう。
S(センセ):いいねぇ。バトルかぁ。
J:センセ。おれが今日解いていたことナイショにしておいてください。
 知らんふりして勝利したいです。
S:センセもGを騙さんならんか。
J:はい。おもしろいです。騙しましょう。
(翌。土曜日。)
JとG:こんばんはー。
S:おう!
J:センセ。数学の問題ください。ニヤニヤ。
S:おっ。やるか。ニヤニヤ。
(プリントもらって。)
J:こりゃエラい簡単や。なあG。
(気づかないG。)
J:こんなんすぐ解ける。
(でも困るJ。考えるG。しばらくたって。)
J:センセ。こうですよね。教えてください。
S:モーちょっとやな。
(相談していっしょに解く2人。エラそうに説明にかかるJ。笑いをこ
 らえるS。お迎えの都合で1時間の勉強で、解決しないままで先に帰
 るJ。)
J:オイG。できたら教えてヤ。ばい。
G:ばい。
S:どーだG。筋はどうなってる?
(独自の筋を考えているG。)
S:筋は良いから途中計算の処理やな。
(計算処理をスッ飛ばしたいG。助けてもらって正解を導き出す。)
G:今度火曜日。またバトるんでナイショにしといてください。
S:爆笑。
            /『ほいほいの魔法の畑』はつづきます。
            /『ほいほい』の命名者はJのとーちゃん。
           /『魔法の畑』の命名者はJのかーちゃんです。
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