中3物語/「生きてる実感」は神様の贈り物やン笑
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学び
2022年3月27日
学習塾リバティ 木村友彦
子どもたちに囲まれて仕事をしている。なんて幸せだろう。子どもと私は並列で、子どもも私も同じ地平に立って喜びを感じてる。子どもが感じてる喜び。私が感じてる喜びをお伝えしたい。谷川俊太郎の言葉を借りることにする。
<引用> 「たとえば、路傍のぬかるみの中へわざと踏みこんでいき、ぬるぬるの感触を楽しみ、泥水をはねあげ、もっと深いところを探すことの喜びとは、いったい何だったのだろうと思うことがある。今ではたとえ長靴をはいていたとしても、私はぬかるみを避けて、かたい地面を探す。だが子どもは、ぬかるみを見れば当然のようにその方へ突進し、飽くことがない。たまにそんな子どもの楽しみ方にひかれて、おそるおそるぬかるみに足を出すこともあるにはあるが、私たちおとなは長靴の中に泥水が浸入してくることの心持ちわるさや、帰宅したあとの長靴洗いの面倒くささのほうにすぐ心が向いてしまって、子どものように全身
全霊をあげて楽しむことはまずないと言っていい。」 ( 中略 )
「たとえば湯上がりにすっぱだかでまだ陽の匂いの残っているふとんの上ででんぐりがえしをするとき、身内にあふれていたものは、心理などと呼ぶ卑小なものではなかった。」
<引用終> 谷川俊太郎『「ん」まであるく』/P.84 理由なき喜び より
どきん 谷川俊太郎
さわってみようかなあ つるつる
おしてみようかなあ ゆらゆら
もすこしおそうかなあ ぐらぐら
もいちどおそうかあ がらがら
たおれちゃったよなあ えへへ
いんりょくかんじるねえ みしみし
ちきゅうはまわってるう ぐいぐい
かぜもふいてるよお そよそよ
あるきはじめたかあ ひたひた
だれかがふりむいた! どきん