中年がオルソケラトロジーをやってみた、の話

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今日は少しプライベートの体験談を書きたいと思います。知る人ぞ知る、この『オルソケラトロジー』ですが、凄く端折って説明をしますと、『専用ハードレンズを目に装着した状態で睡眠を取り、起きてレンズを外すと、そのレンズによって抑えられた角膜の形状を変えて一時的に視力回復する』というものです。つまり、特に近眼の人が使う治療法である為、視力がいい人には全く関係ない話かもしれません。
※私の当時の視力はコンタクトレンズでいうと-7.0~-8.0くらいでした。調べてみると0.05~0.06程度?裸眼での生活はかなり厳しい状態です。

早速結論から書くと、身も蓋もない話ですが『中年にはあまり向かない』です。何故、向かないのかを書いていきます。そもそも強度近視の人は向かないのだとか。
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①角膜の変化が起こりにくく、なかなか安定した視力にならない
→オルソケラトロジーを始めて翌日から一気に視力が1.0になるわけでもなく相応に時間が掛かります。自分が効果を実感したのはやり始めてから1週間程度経ってからでした。それでも最初は0.1~0.2くらいになったのかな?というような状態で 裸眼でも生活出来るレベルになったのは1ヵ月以上経過した後でした。それでも少しずつは回復していきました。多分最大時は両目1.0くらい見えてたはず

②夜目が利かない
→普通の人間は夜見えづらいものですが、それに輪をかけて夜や暗い場所はホントに何も見えないくらい酷かったです。やはり物理的に視力矯正をする分、普通の見え方とは違うのかもしれません。上記のように日中は1.0くらいよく見えてるのに夜になるとそれこそ0.1~0.2程度まで落ちてしまうような感じがします。

③やらなくなるとすぐに視力が戻ってしまう
→私は既にオルソケラトロジーを実施し始めて今もやってますが、目の調子が悪い時はレンズをしないで寝ることもあります。すると翌日はもうかなり見えなくなってしまいます。

④レンズの形そのものも変わってしまう
→当然のことながらこのレンズは専用レンズになっているので、両目ともに1枚ずつになります。なので経年劣化と言うべきか、レンズの形が変わってしまい角膜を押さえる力も弱まり、相対的に視力も落ちる、ということになります。そしてこのレンズも決して安くはないです。両目で4~5万程度します。つまりそれなりに長持ちはしますが永続的には使えないので1年に1度くらいは変える必要があるっぽいです。

⑤毎日の視力にばらつきが出てしまう
→これが今凄い困っている事です。最近は視力を測っていませんが、体感的にはレンズを付けて寝た次の日で調子が良くても、もうおそらくは0.4~0.5程度しか見えていませんが、なにより困るのは毎日そのくらいではない、ということです。たまにもっと良い時もあるし悪い時もあったりとムラが激しいのでメガネなどが使いにくいです。今私が暫定で対応しているのはワンデーのソフトレンズの-1.0~-3.0くらいのものを用意してあり、それをその日の見え方によって付け替えてなんとか対応しています。

このように挙げると結構色々とあり、これが中年だからこうなるのかは断言出来ませんが、オススメは出来ない理由になります。特に車など運転する人には向かないと思います。ハードレンズなのでそもそも割れるリスクだってありますし。

ちなみに費用感の相場は大体どこも似たり寄ったりで15万前後だと思います。基本的には経過観察くらいでお医者さんに通って検査して、診察して程度でした。私はレーシックがちょっと怖かったので自然療法みたいなものを試してみようとやってみましたが結構個人差も激しそうなものなので、そこまで今も普及していないんだろうな、と勝手に結論づけています。
#私は一応、今もやっていて2023年11月時点で1年と8ヵ月程度経っています。

もしオルソケラトロジーを検討している方が居ましたら参考になれば幸いです。
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