テクノロジーが変える職業の未来

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IT・テクノロジー
よく、就職や転職するにあたって、手に職があれば食いっぱぐれない、なんてことを聞きますがこれは個人的には今の時代、半分正解で半分不正解だと思っています。
どういうことかと言いますと、「ここ数年後までは大丈夫かもしれないけど、10年以上先の話になるとわからない」事が多過ぎるからです。

例えば一つの例としていわゆる『スマホ』はとんでもなく時代に変化をもたらしています。
正直スマホが一つの産業革命と言っても過言ではないのでは?すら思います。では次にスマホが登場して、世の中に何が起きたのかを考えてみます。

・カメラ産業の衰退
→これはスマホに限らず、携帯電話の進化によって起きた事ですが、まだ携帯電話が世の中に普及していない時はインスタントカメラや一眼レフカメラなどが主流でしたし、その後にはデジタルカメラが登場してきました。
しかし現在はどうでしょうか。携帯電話やスマホのカメラの性能が著しく向上した事で趣味や特殊な用途以外ではデジカメなどは不要になりました。

・CD/音楽プレーヤーの衰退
→こちらもスマホの進化の過程でいくつかの変化を経て来ました。例えば昔はレコード、カセットテープ、CD、MP3プレーヤーなど音楽を聴く為だけのデバイスが必要でしたが、これも高品質なスマホがほとんど代替手段として満たせてしまうので、個別で持つ必要が無くなってしまいました。

これらは一例に過ぎませんが、このようにお手軽に片手で持てて操作が可能なスマホは実は他の産業に多大な影響を及ぼしている事がわかります。今の時代、私もそうですが人によっては「財布を無くす事よりも致命的」になりかねません。
そして、それは自分の職業にも関係してくる可能性があるということです。例えばCDのプレス工場やデジカメ工場などで働いていた人は各社が事業縮小して仕事を失ってしまったかもしれません。
Firefly 会社、リストラ、貧乏、悲しい、悩み 11960.jpg

そうならない為にも自分がこれから就職や転職をしようとしている業界の先がどうなっていくんだろう?というイメージを持つことは大切なことだと思います。
また、「IT業界であればなんでも大丈夫!」というわけでもないので、この辺りも情報収集は必要です。
最近ではAIの発達によって様々な職業に影響を及ぼし始めています。例えば既に中国では絵師と呼ばれるような「デジタルイラストレーター」などは廃業になった方も多数居ると聞きます。

これはAIが学習を続ける事によって、様々な作者の絵の特徴を学び、模倣した絵を早ければ数秒単位で生成出来てしまうからです。各国で生成AIの取り扱いについては慎重に議論が進められてはいますが、おそらくこれからどんどんとこういう流れが増えてくるかと予測されますので、これは自分自身にも言える事ですが、急激な変化に対しても対応可能なように常日頃からアンテナを張って、自己研鑽を忘れずに行っていくことが重要なのだろうと考えています。

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