振り返れば普通じゃなかった、毒親育ちの昔の出来事

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私は毒親育ち。幼い頃から母親の厳しい態度や言葉に苦しみ、親に甘えた経験もほとんどない。

今になって振り返ると、幼少期から母親を避けるようになっていたことに気づく。母親が怒っている姿を見るのが怖かったのだ。母親はいつもイライラした空気をまとっていて、些細なことで怒鳴り散らすことが多かった。

食事の時間は特に苦痛だった。母親はいつも食事中に私に何かと文句を言っていた。食べ方が汚い、話が聞こえない、もっと勉強しなさい、などなど。私は母親の顔色をうかがいながら、ただひたすら黙って食べていた。

自分の話を聞いてもらえた記憶もほとんどない。母親はいつも自分の話をしていて、私の話は聞いてくれなかった。私が何か話そうとしても、すぐに話を遮られて、自分の話に戻ってしまう。そして私は母親の放つ不平不満に共感することに徹する。

私はやりたくもない肩たたきの強要もされていた。幼き自分は母親に愛されたいがために仕方なく肩たたきをしていたのだろう。一生分の親孝行をしてきたと思う。

家の中と外で接し方の違いにも違和感を感じていた。母親は外ではいつも笑顔で親切に接していたが、家の中ではまるで別人のようだった。世間体を気にしていたのだろう。

父親や父方の母親の悪口もめちゃくちゃ聞かされていた。父親は仕事ばかりで家にいないことが多く、父方の母親は家事をしない、などなど。私は父親や父方の母親のことを悪く言われても何も言えず、ただ黙って聞かされていた。

親に甘えた記憶もほとんどない。母親はいつも厳しく、甘えさせてくれる雰囲気ではなかった。私は母親に甘えることを恐れ、自分を強く見せようとしていた。

今になって振り返ると、これらの出来事はかなり異常だったと思う。毒親育ちの人は共感できる方も多いのでは。

毒親育ちは、子どもの心に深い傷を残す。子どもは親を信頼し、愛情を求めるものだが、毒親は子どもの心を傷つけるような言動を繰り返す。

毒親育ちの子どもは、以下のような問題を抱えることが多い。

・自己肯定感が低い
・対人関係が苦手
・不安や恐怖を感じやすい
・依存症や自傷行為に陥りやすい
毒親育ちの人は、自分の過去を振り返って、自分がどのような影響を受けたのかを理解することが大切だ。理解することで、自分の問題を克服するために必要な対策を立てることができるようになる。

毒親育ちの人は、以下のことに気をつけるとよいだろう。

・自分の過去を否定しない
・自分の感情を認める
・自分の価値を理解する
・自分を大切にする
毒親育ちは決して一人で乗り越えなければならないものではない。私はたまたま大学で友人関係に恵まれて、本来の人付き合いといものを知るきっかけがあった。本当に運が良かったと思う。
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