発達障害(ADHD)の人のホロスコープ

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 ここ数年で、日本ではいわゆる発達障害という障害(厳密には障害ではなく、脳の機能の偏り)がかなりメジャーになりつつありますが、私個人としては、これは障害というよりは、その人の生まれ持った性質、気質の強弱に過ぎないのではないかと思っております。
 かなり前のことになりますが、未受診でおそらく発達障害の、どちらかといえば多動が強い人が私の元にやってきました。その人は、とにかく自分の言いたいことばかり一気に喋り、また、思い立ったら後先を全く考えることなく、すぐに行動化してしまうのです。
 ですから、後になって周囲の人に多大な迷惑をかけたり、周囲の人たちの感情を無視しして、とにかく自分がいかにつらくて苦しいかをひたすら訴えてきます。そして、喋り倒して、話し終わったら、途端にケロッとしてスッキリしたと言わんばかりに帰っていきました。こちらが話の内容に共感してあげないと、激高し、ひどい時は大暴れをしました。
 このような人は世界中どこにでも居そうですが、こういう人のホロスコープは一体どうなっているのかが気になり、その人の生年月日のみで、時間はいくつか推定して割り出してみましたが、その中から「これはまさにこの人のホロスコープにぴったりだ」と思うものが出てきたのです。
 少し古い話ですが、ドラえもんのお話に出てくる「クイックとスロー」という内容で、「クイック」という薬を飲んだら、体の動きも頭の回転も早くなるという場面がありますが、まさにそのような状態なのです。
 また、怒った時のエネルギーも凄まじく、ドアのノックしながら怒りの雄叫びを上げて入室してくるのです。こちらはなぜ怒っているのか分からない状態なものですから、怒りの理由が分かるまでは、一体何事が起きたのかと、こちらも冷静に対応をするにも不安な気持ちを抱えながらの対応でした。 
 さて、上記の状態から、この方の第1室ラグナの状態がお分かりでしょうか。プロの占星術師であればもうお分かりかと思いますが、この方の第1室ラグナは牡羊座です。ですから、とてもエネルギッシュでじっとしていられません。さらに月が在住していますので、思い立ったら自分の気持ちの赴くままに、居ても立っても居られずに行動化してしまいます。まさに牡羊座に月が在住している状態がピッタリのように感じられました。
 インド占星術のホロスコープは、やはりその人自身をそのまま現す宇宙の神秘であることを目の当たりにした事例でした。


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