デザイン(ぽい)とは?

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ビジネス・マーケティング
こんにちは。
総合デザイン事務所 加藤空武です。
おかげさまで、ブログ閲覧数100を突破しました!
ありがとうございます。

さて、今日は時間があるので
「デザインの話」です。

デザインってなんだろうって
今の今まで考え続けていますが、自分の中での答えは
「デザインには目的がある」です。

情報や思い、願いを棚卸しや整理して
意匠性を持たせたものを形にする他ならない。
形にするにしても、それはイメージとして起こすことであることが多いが、
そのイメージを起こすのはデザインという行為ではほんの数割て程度。

目的がないものは何か、紛れもない手付かずの自然。
自然は時に人々の目を魅了するが、それはアートに近い。
アートとデザインの大きな違いは、デザインはあくまで手段であること。

もっと具体的にいうならば、
デザインをすることが目的であってはならない。
それはデザインの敗北。

作る個人の感情や印象といったものを削ぎ落としてデザインは作られる。
そのため、デザインはアートであってはならない。

いうならば、かなり淡白。

アートはかなり旨味も酸味も、甘みも、苦味も、なんもかんも入ってる。
アートもデザインも同時にやってるからこんなことを思う。

アートという言葉も、幅広いここに書き収まらないほどの意味や定義があるでしょう。

デザインは終わりがある。哲学のように考えることで、より深くに行くこと、より高次元に行くことは可能であるが、実際カタチとなることには答えがあり終わりがある。

個人のあそこであーしとけば、こーしとけばは、よくある。
結局、お客さんのタイミンングで終わりを告げることが多い。

デザインにおけるセンスとは何だろうとも考えていたこともあったが、これは明確な答えとしてデザイナー水野学さんの「知識の集積」が大きい。

例えば、見積もりが採用され、依頼される方にまず行うのは、この仕事を終わる頃にあなたもしくは、この商品はどうなっていたいでしょうか?と聞くことにしている。

それが、見えてこなければ、そこから始めるようにしている。
どんな人が、どんなふうに、どんなタイミングでなどより具体的に
より高解像度でまとめ上げる。

実は、これだけで、頭をかなり使う(らしい)。
多くの人は、多くの人に愛される商品を望む。しかし、それはそれでかなりコスト高となったり、結果として商品自体の商品力(訴求力や強み)が消失しかねない。

丁寧に考えるとこうなる。

高齢者向けに作る商品と若者向けに作る商品は、大きく違う。
文字の大きさに始まり、使う色、価格、販売場所など次に考えていくことが
どんどん膨大な情報量過多の状態に陥る。

まさに、コピーの神様の本のタイトル
「みんなに好かれようとして、みんなに嫌われる。」

上の文字の大きさ〜販売場所などを想定しながら
デザイナーは、その商品の類似はこうであるからなどと実際に現物を見たり、実際に販売予定地に行ったりするものです。

ここまで読んでもらえて分かったかもしれませんが、何度も言います。
やっぱりデザイナーが手を動かすのは、本当にデザインという行為の数割。

あとなんだろうデザインに対して思うこと。

あ、デザインは手段てことをもう少し書き加えるなら、
デザインはあらゆる問題を解決してしまうと思っています。

たとえになるか、
不明ですが…


ある会社は求人を出しても採用者が少なく困っています。
そこで、社長はかっこいいCMを作れば求職者が来るはずと思い、
総額1000万使ってCMを作り、放映しました。
その流れで、CM効果見込んで新規採用を例年より3倍にしました。

その結果、求人に応募してきたのは例年と変わりませんでした。
さらには、離職者もどんどん増えていきました。

どうしてこんなことが起こったのでしょうか?

CMの出来が悪かった?
でも、1000万もかけてるので、申し分ないと思いますね。
これが仮に2000万だと変わったか?

おそらく変わりません。

求人を一気に増やしすぎたから?
でも、CM見てる人いるはずじゃないですか、
これが2倍だと変わるか?

おそらく変わりません。

求人に合わせて、かっこいい会社案内を作ればよかった?

おそらく、そんな変わりません。

他にもいろんなことが言えますが、
まずは、お金をかけずに、できることもあるはずだと思うんです。

求職票が支離滅裂な文章であって、それをしっかり校正する。
新入社員につきっきりの世話係社員を作り不安感を和らげる。
制服制度を撤廃し、服装自由にする。
出社時間を自由にする。
給料の上がる理由を明確に示す。

などなど、実は社内のことからデザインは始まると思っています。

これらを言える人は誰でしょうか?

個人的には、会社の外にいる人としてのデザイナーやクリエイターだと思っています。

このような例から言うまでもなく、
私自身デザイナー(ぽい)ということを自称しています。
今ままでのデザインの幅では、こんなことをないかと思うんで。

そして、自分の屋号にも
総合デザインという各論で語りたくない思いを表してます。

とりあえず、今日は以上!
時間あったとは言え、ここまでお読みいただき
ありがとうございました。

総合デザイン事務所
加藤空武






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