社会人1年目で学んだ「目」の話

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ビジネス・マーケティング
どうも、島のデザイン(ぽい)仕事してる
加藤空武です。

今日は、社会人1年生の時にいた会社から学んだことを少し書きます。

まずは入社までの簡単な経緯。
福岡で大学まで育った自分は、卒業を機に名古屋へ移ります。

名古屋のある愛知県は父の実家があるところで、父と母は自分が小さなころに離婚しており、たまたま自分がばあちゃんっ子だったので、中学校入るくらいまでか夏休みは愛知県にいた。

そんな愛知県に誘ったのはほかでもなく、父でした。
仕事があるから来いよ、みたいな感覚で単身愛知県へ。

結論から言うと、憧れた広告業界一歩手前(最終面接前)でお祈りされてました。

あまりに就活遅過ぎて、ほとんどの会社が求人終わっており、とりあえず卒業みたいになるのかなあと。(広告業界しか受けてませんでした。)

そんなところに、父親からの誘いの愛知県で、やってた仕事は出版社で記者でした。それはそれは、小さな会社で社長と女性の上司が一人いるくらいの。

後々、編プロ(編集プロダクション)というところもあることを知りますが、社会人1年目の自分には、わからなかったです。

そこの会社は、自分で取材・編集・校正・発行までする会社さん。
いわゆる業界紙という雑誌を作ってる会社でした。(デザイン・印刷は外注)

気になる業界は、木でした。もっというなら木工機械。
入ってからは、毎日勉強してました、木材のこと。
おかげで、木材少しだけ詳しくなったり、
機械の加工に少しだけ詳しくなったり。

それよりも、何よりも学んだなあと思ったことは、
いわゆる「鳥の目」「虫の目」という話。

業界紙というから、その業界だけ気にしとけばいいんじゃない?なんてこを入ってまもない頃は思ってました。

でも、違う。

よく考えてみたら、当たり前ですが、
木材はいわゆる素材であり、今もしかしたら皆さんの前にあるテーブルや椅子は加工されたものです。

私たち、消費者に届くまでには流通して、届くわけです。

木材業界は、特にかなり他の業界に比べて流通路が単純ですが、長い。
これは先にあげた「素材」であるからこその特徴です。その長さから、様々な業種の方を挟み手元にあるわけです。(結構問題もこの長さにあると、少したって知る。)

美味しい野菜、美味しい魚なんかを口にするまでと少し似ていますが、木材は時間のかかり方が、一人の人生どころじゃないほどスケールがデカイです。

立派な1枚板の高級テーブルは、何十年、何百年、はたまた何千年という生き様の結晶ともいえます。


少し参考としてあげますが、こちらは分かりやすい。
そんな木材業界と隣接する業種なんて考えていたら、凄まじい規模の市場を見ていました。

原木を売る業種・原木を運ぶ業種・木材を作る業種・木材を加工する業種・木材の利用する業種・木材を売る業種・・・

細かく見れば、もっともっとあります。

「素材」という面で見れば、

また
木材にとって変わった「金属」や「プラスチック」がどう?(経済的背景)
どうして「木材」が使われなくなった?(歴史的な背景)
一番新しい「木材」の利用法は?(トレンド)

だとか言わば、環境要因、社会要因なんてこと事業開発などですることを丁寧に紐解いていってました。そして自分で調べて、納得いくまでわかる人に聞いた上で、自分のものにする。

こうして、1年も足らず、出版社を後にしましたが、現在、デザイン(ぽい)仕事をするにあたって、考える1つとして、関係業界、隣接業界なども見て提案することになりました。

あと、こうして長い文章を書くのも、苦痛に感じなくなってます。
読むのは元々、本が好きですので、問題ないです。

ただただ、同じ業界のなかで抜きん出る(差別化)でなく、
もと広い目線で見ることも、大事ですよね。
特に新しいサービスが出て来てる中では、考える範囲も増えています。

さて、皆さんは、これからお水のブランディングを頼まれたら、どんな商品、業界を調べますか?






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