もし、今現役のデザイナーになれるならやってみたいこと

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デザイン・イラスト
「デザイナーになりたい」という夢を強く持っている訳ではありませんが、「仮に今現役のデザイナーになっているとすると、果たして自分はどんなことをやりたいと思うだろうか?」と、ふと、夢想してみたいという欲求に駆られました。

といっても、デザイナーという職業のリアルさを持っていないので、雲をつかむような想像にしかならなかったのですが、とりあえず、今の自分がやってみたいと思える仕事は2つあることに気づきました。

1つは「アート事業やSDGs事業に関わるポスターづくり」、もう1つは、「地方都市商店街をバイクファーストシティにするデザイン企画」というものです。どちらも、具体性に欠けるものですが、今きちんとしたプロのデザイナーとしてやってみたいと感じる仕事として浮かんできたものです。

■アート事業やSDGs事業に関わるポスターづくり

どこかのデザイン事務所に入って仕事をするのであれば、グラフィックデザインをメインとした仕事がしたいですね。おそらくデザインの基礎はグラフィックデザインにあると思うので、そこから初めていきたいです。そしてある程度グラフィックデザインの経験を積んでからWebデザインに移行したいです。

グラフィックデザインをやっていく中では、ポスターづくりのエキスパートになりたです。実際にポスターをつくるとなると、ポスター内容のジャンルはあまり問わずに、仕事を面白くやっていけると思いますが、今の感覚で特に創ってみたいと思うポスターは、アートに関わる事業や福祉事業のポスターです。

アート事業に関わるポスターというのは、「文化芸術祭」だとか「陶磁器展示会」などのPRポスターや、劇団公演や音楽会のポスター、映画のポスターなどです。SDGs事業に関わるポスターというのは、企業や自治体が推進しているSDGs事業をPRするポスターです。あるいは、自治体などと連携してSDGsの啓蒙活動の一環として作成されるポスターづくりのことです。

このようなポスターづくりを通して、デザインの基本スキルをしっかり身に付けたかったというのが、今は叶わない夢だと言えるでしょう。

あと、中小事業主や個人事業主、フリーランスの方を支援するために、ロゴづくりや名刺づくりなどもプロのレベルになるようスキルを積みたかったな・・・と思っています。もっとも、「中小事業主や個人事業主、フリーランスの方を支援するために、ロゴづくりや名刺づくりをする」という仕事は、今自分が複業としてやっているものです。ただ、プロのレベルとまではなかなか言えないので、「できればデザイナーを生業としてプロのスキルを身につけたかったな」ということです。

ちなみに、「複業」というのは私が好んで使っている言葉で、「副業」とは少し違います。それは「本業より収入がかなり低くても、本業と同程度の価値があるものとして本業と並行してやっている仕事」という意味です。

■地方都市商店街をバイクファーストシティにするデザイン企画

私が住んでいるある地方都市(とある県の県庁所在地)は、街の中心部に大きな商店街があり、周囲には住宅地が広がっていて、割りと、街の中心部(商店街)と住宅居住地が近い関係にあります。この都市がある県は、県を挙げて「自転車王国」を打ち出している県です。ところが、街の中心部では、放置自転車対策として厳しい自転車規制を設けていて、自転車の駐輪スペースや自転車走行スペースが足りない状況です。私は、もっと「自転車を利用している人に優しい街」というより、「自転車を利用している人を優先する街」づくりができないかと、常日頃から考えています。中心部(商店街)と住宅居住地が近いという地の利を考えれば、自転車を優遇するような街づくりになれば、それこそ自転車でショッピングをする人も増え、環境的にも優しい街になるでしょう。

そんな訳で、もし、若い時にデザイン事務所で働き、30から40代ぐらいで独立できていたなら、自分が経営するデザイン事務所を挙げて、自治体に「バイクファーストシティ」のデザイン構想を売り込みたかったな・・・と、いろいろ夢想することがあります。

■今現役のデザイナーでなくても、デザインの仕事にいろいろ可能性を見つけてみたい

ということで、ここまで、「今現役のデザイナーになれるならやってみたいこと」を、思いつくまま書いてみましたが、デザインという仕事は、プロのデザイナーでないとできないとは考えていません。

ネット環境でデザイン作成ツールが充実している現代は、プロでなくてもデザインの仕事のさわり的な部分はできると思っています。しかし、それで顧客を満足させられるものが創れるかどうかとなると話は違ってきます。やはりプロの経験を経て、それなりのスキルを持っている人なら、顧客満足度を満たせるものが効率よく創れるのだと思います。

今の私は、そんなプロの経験を持った人と一緒にデザインの仕事をしてみて、その人のスキルとデザイナーとしてのマインドを学んでみたいと考えています。また、「自分が現役のデザイナーなら、こんなことにチャレンジしてみたい」という観点で世の中を見ることは続けていきたいと考えています。それが実現できるかどうかは別として、そうすることで、デザインとかブランディングといった視点で物事を見ていく素養が身に付くように思われます。小さなことでいいので、それがビジネスとしてのデザインの創作に繋がればいいなと考えています。


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