みなさん、こんにちは。
子どものトリセツをたくさん作成していると、
「良い性格ですか?」
「悪い性格ですか?」
こう聞かれることがあります。
当たり前ですが、「こどものトリセツ」に良いも悪いもありません。だって「トリセツ」だもん。
大切なのは「トリセツ」を活かす力
私が勉強している占星術は、主に生年月日で占います。
生年月日によって、その日に生まれた人の性格の傾向や癖が分かってきます。
しかし、良い性格とか悪い性格という考え方をしてしまうと、「生まれた日が良かった、生まれた日が悪かった」という考えになってしまいます。
せっかくの大切な命が、生まれた日によって決まってしまうなんて。
そんなことは、絶対にありません。
親から授かった命ですので、いつ生まれても、どんな日に生まれても、最高の良い日に決まっています。
自分の性格の傾向を知る必要性
『孫子』の中に
「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」
という言葉があります。
その言葉の通り、「相手のことを知り、自分のことを理解すると、100回戦っても負けることはない」という意味です。
人間は、不思議と生まれ持った性格の傾向や癖を持っています。
昔の人が代々つないできてくれた占いを利用することによって、その傾向や癖を知り日常生活に活かすことができます。
人生は勝ち負けがはっきり決まるような戦いではありません。しかし、人が長い人生を歩んでいく上で、非常に有益になることは間違いありません。
その癖や傾向を知っている人と、知っていない人を比べると、後の人生において大きな差がでるに決まってる。
あなたの性格はネガティブ?ポジティブ?
「トリセツ」を作成していると、「ポジティブな性格」とか、「ネガティブな性格」とか、そういう捉え方をする人がいます。
どうしても「ポジティブのほうが良い」と思ってしまいますが、実は違います。
長い人生の中で「生まれてから死ぬまで、ずっとポジティブでうまくいきました」という人を絶対にいません。
ポジティブな人は、「物事を前向きに捉えたり、切り替えが早かったり」という長所があります。
でも、そんな人が、何か失敗をしてしまった時。
その時に切り替えが早く、前向きにポジティブだとしたら、どうでしょうか?
「もっと反省しなさいよ」と怒る人も中にはいます。
「ネガティブが悪いとか、ポジティブが良いとか」、人生ってそんな単純なものではありません。
時にはポジティブで、時にはネガティブで、時には両方。
バランスよく使い分けて行くことで、人生がより豊かなものになります。
性格を見つめなおし、幸せになることが占い(トリセツ)の役割
一寸先は闇なのか、光なのか。人生経験が豊富な人ほど、人生って思い通りにいかないことも知っています。
充実した人生を歩むためには、短所だけでなく、長所についても客観的に把握しておく必要があります。
「一生懸命努力することができる」という長所も、
・頑張って努力していたら、頑張りすぎて体を壊してしまった。
・精神的に病んでしまった。
こんなことも日常的に起こってきます。
単純に「長所だから良い」とか「短所だから悪い」とか、そんな話ではなく、短所や長所を客観的に見つめて、人生を豊かにしていくことが一番重要です。
占いが当たって・当たっていないとかは、一番重要なことではなく、
当たっていても当たっていなくても
ポジティブでもネガティブでも
幸せになることが一番大切なことです。