サロンや整骨院、学習塾は中小企業もですが個人で事業をされている方も多いかと思います。
そういった場合、施術や指導に時間を取られてHP(ホームページ)のコンテンツをじっくり考えるヒマがない…という方もいらっしゃるでしょう。
今回はこういったお悩みをもつ個人事業主や中小企業経営者に向けて、「どんな考え方でコンテンツ作成をしたらよいのか?」というテーマでお伝えします。
ノウハウは開示する
見出しをみて「アレ??」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
サロンや学習塾は「秘伝の技術」や「指導ノウハウ」が自分たちの秘策ではないの?と思われることでしょう。
しかし、大手事業者でないかぎりどこで我々中小企業経営者が差別化するかと言えば「ノウハウ」しかありません。ブランド力・資金力・設備・立地等事業運営に好条件が揃っていればそれをアピールすればよいですが、多くの個人事業主や中小企業はそれらが潤沢とは言えないでしょう。
そこで、自分たちが差別化できる材料としては「ノウハウ」が一番効果的でしょう。
もちろん、根幹の部分までは出す必要はありませんが「この先生凄い!」と思わせなければ、本来の目的である問い合わせをユーザーがしようと思いません。
【有料級】のレベルで提示する
ここも重要です。
出し惜しみはいけません。「パクられる」かもしれない??
その可能性はあるかもしれませんね。
ただ、簡単に真似できてしまうノウハウはそもそも差別化できません。同業他や「素人」である一般ユーザーがマネしようとしたとしても、「これはこの人に頼まないとムリ」と思われる技術やノウハウが問い合わせになります。
ですので、出し惜しみしてネット検索すれば簡単に出てくるような、どこにでもある情報は大量に発信してもそれほど効果がありません。事業をされようというからには「自分たちの強みやUSPはこれだ!」というものがあればこそ、独立や起業という勇気ある決断をされたのでしょう。
だからと言って、むつかしく考える必要もありません。サロンや学習塾、整骨院を例にコンテンツのテーマ例を提示します。
サロン:自宅でできる、プロがサロンで普段やっている施術テクニック
学習塾:オリジナルテキストの一部をPDF化、解放・解説
整骨院:自宅でできる体操やストレッチ、部位別の対処法
といったテーマが考えられます。
一定規模の登録者をもつYouTuberのコンテンツを見てみると、このようなテーマで発信しているケースが多いことをご理解いただけるでしょう。
それを自社HP(ホームページ)で表現するだけです。
動画が必ずしも良いわけではない
では、YouTubeが良いのかと言えば必ずしもそうとは限りません。
良い悪いではなく「用途」が違います。
YouTubeなど動画コンテンツの特徴は情報量を多く伝えられることです。裏を返すと情報を消化するのに時間がかかります。
現代人は忙しい人が多いでしょう。ですので、動画でじっくり見たい人もいればテキスト文章でポイントだけさっと掴んで、時間があるときにじっくり動画という人もいるでしょう。
しっかりしたコンテンツのページでは投稿記事の中にYouTube版とブログ版(テキスト+イラスト)で情報を掲載しています。
もちろん、両方やると手間はかかりますが動画の音声を書き起こししてブログにするなど流用により効率的にできる方法はあります。
ポイントは「用途が違う」ということを理解しておくことです。
年間スケジュールをあらかじめ決めておく
また、「続かない」というお悩みが一番多いでしょう。
その場合はまず「年間計画」をつくることをオススメします。
最初にいきなり制作や投稿をするのではなく「1月は〇〇」「2月は△△」などのように投稿のテーマをあらかじめ設定しておくと良いでしょう。時期的なトレンドを入れることもできます。
そして、1月なら1月のテーマに沿って「タイトル案」をブレストしてたくさん出しましょう。
それを「週間」でいつ配信するか設定し、「曜日・日付」ごとに配置します。
そうすると、あとはその設定どおりに従って「作業」をすることになります。
ネタ切れにならないためには、ネタをあらかじめ考えておくことが大切です。
まとめ
コンテンツ作成を続けることは大変です。
しかし、コンテンツを発信し続けるしか大手に対抗できる手段はありません。
そのためには、【有料級】のノウハウを惜しみなく配信し、自社の信用力や技術力・指導力をアピールしていきましょう。
挫折しないためには、あらかじめ計画を組んでおくことも大切です。