彼氏の愛情表現が増えた話。

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コラム
最近、付き合っている年上の彼が変わった。

前より、笑う回数が増えた。
前より、私に対して関心を持つようになった。
前より、彼からの愛情表現が増えた。

そう。私を大切に扱ってくれるようになったのだ。

彼は元々、仕事人間。
私と会っている時も仕事のことを考える人。
そこに不満はなかったし、そういうものだと思っていた。

ただ、ふと寂しいなと思う時はあった。

もう少し私に興味関心を持って欲しい。
私との時間を大切にして欲しい。
なんて心の声がふつふつと湧き上がる。実際に言ってしまったこともあったっけ。

けど、最近。何も言ってないのに、彼が私に関心を持つ時間が増えた。私の話に耳を傾けてくれて、私に意識が向いているのがはっきりとわかる。

そして、よくよく考えると、私も彼に対して関心を持つようになっていたのだ。

以前の私はというと、ああしろこうしろと彼に文句をよく言っていた。

ありがとう、ごめんを言うタイミングを指摘。
私に不都合なことがあったら、不機嫌に。
被害妄想が酷い。

そういうめんどくさいタイプの女が私。
そして、私は自分の中にある正しさは絶対であると疑っていなかった。

だが、ある時。
それは本当に正しいことなのか?
押しつけは彼を尊重できていない証なのではないか?とやっと考え出したのだ。
すると、彼に対する申し訳なさが湧いてきて、今までの自分の行動が恥ずかしくなってきた。

それを自覚し始めてからは、彼の行動を尊重してみることにした。

私の常識からはみ出てもいい。
それは間違いでもなんでもない。そう考えようとした。最初はわかってても指摘したくなったが、ぐっとこらえた。

すると、私の常識からはみ出したことをしても、全てが可愛らしく見えてくるのだ。とにかく愛おしく思えて仕方がない。
無償の愛とはこういう事なのかと子供もできたことないのにいっちょ前のことを考えたりしてしまう。

そうしているうちに、彼は年上という役割をやめるようになった。今は、本来の子どもの一面を見せてくれている気がする。それが愛情表現として現れているのかもしれない。

ああ。彼を大切にしていなかったのは私の方だったのか。
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