美容室を作る開業資金について

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法律・税務・士業全般
お店の規模や場所によってまちまちなので一概には言えませんがインターネットで検索すると約1000万円〜約1500万円ほどの金額が多いようです。

実際に私がサロンを開業した際もこの金額の間くらいの金額が必要でした。

次に1000万円の内訳に関してご紹介いたします。


内装工事費 約500万円前後

内装費にいくらかけるかでこの金額はいくらでも大きくなってきますが私の周りのオーナーさんに聞いても約500万円ほどの金額をかけている方が多いです。

こちらに関してはテナントがスケルトンの状態からなのか、居抜きの状態からなのかにもよって大きく変わってきますし美容室の大きさによっても異なってくるのであくまで参考程度になるかと思います。

個人で出店される場合いきなり30坪以上の広さで8席以上の美容室を作る方は少ないと思いますので大きくても3席〜6席規模の25坪以下くらいの大きさであれば平均的にこのくらいの金額が多いのかと思います。


シャンプー代などの美容機器 約200万円

内装費以外にもシャンプー台、セット椅子、パソコン等の機器、最初の仕入代(薬剤)などの備品も美容室出店の際には必要となってきます。

最初の仕入代(薬剤関係)に関しては実際に売上が出てきてから買い足していくものでいいと思うのでもし出店の際に資金に余裕がなければ最低限の量で良いかと思います。

ロットやロットケースは美容学生の頃に使っていたものなどがあればきれいにして使用するのもオススメです。

またシャンプー台やセンサーなど10万円以上する高価なものはリースという選択肢もあります。

10万円以上の備品は固定資産として計上することになりますがリースの場合は毎月の経費として計上できる。

また中古でまだまで使用できるものも運よく巡り会えればコストは抑えられる場合もあります。

注意 購入するタイミングは重要です。テナント工事中に大きなものがあると工事の邪魔にもなります。購入店舗にいつまで置いておいてもらえるかなど細かく注意する必要があります。

テナントの契約料 200万円(家賃の10ヶ月分相当)

一般的に自分が住むマンションなどを賃貸するときも「敷金」「礼金」「仲介手数料」を支払うと思います。

テナントを借りる場合は同様にこれらの費用がかかりますが「敷金」の代わりに「保証金」を支払うケースが多くみられます。

保証金というのは敷金とほとんど同じものなのですが敷金は関東の場合大体1〜2ヶ月分されてるケースが多いですがテナントの保証料は6ヶ月以上必要になる場合があります。

「保証金」=廃業したときに元に戻すためにかかるお金を前もって払う。

礼金や仲介手数料は不動産屋さんやテナントに良って変わってくるので仮に1ヶ月づつだったと仮定すると

例 家賃20万円だった場合 

保証金 120万円(6ヶ月分)+礼金20万円(1ヶ月分)+仲介手数料20万円(1ヶ月分)+前家賃20万円(1ヶ月分)

=180万円(前家賃も不動産屋さんの契約によって変わってくるので契約する際はしっかり確認しましょう)

契約してから工事を始めて、工事が完了してから保健所の許可、消防署の確認をしなければならず、スムーズに進んだと仮定しても約2ヶ月間は売上がない状態でテナントを借りなければいけないので前家賃に加えて翌月の家賃も用意しておく必要があります。


家賃や広告費などの運転資金 100万円

元々の顧客のお客様がいたりなど初月からある程度の売上が見込める場合はまた別かもしれませんが、新たな場所で始める場合は新規のお客様が多く安定した売り上げを確保することは難しいかもしれません。

自分自身の生活費なども確保しなければならないので、資金繰りにはある程度ゆとりを持っていた方が精神的にも安心するでしょう。

家賃×3ヶ月〜6ヶ月分 約60万円〜約100万円

広告宣伝費×3ヶ月分  約30万円〜約50万円





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