本日は、損得勘定について(^^♪
機能不全家族育ちの人は、だいたい損得勘定がとっても強い傾向があると思います。
一見被害者で、人より一歩も二歩も控えめで自信なさげな人でも、ふたを開けるとあらびっくり!
とんでもない損得勘定に支配されている人を見かけることがあります。
これはやはり、幼少期にあるがままにわがままを言えなかったり、親の顔色を見すぎて自分の気持ちが分からなくなってしまったり、
要するに理不尽な思いをしてきた結果
「なんで自分ばっかり我慢しないといけないのか?」と、根底に怒りがどんどんたまっていくのですが、この怒りを自覚できている人と、無自覚な人といろいろです。
自覚できている人も、意識に浮上してくるものは氷山の一角で
無意識化に組み込まれているために、自分がそこまで過去の怒りにとらわれていることに、なかなか気づきません。
表層に現れるのは、他人が自分に危害を及ぼさないか、不利益が降りかかってこないか、そのためにまた理不尽な目に合うんじゃないか、これ以上損をしてたまるかという心配から
他人の失敗や、他人の言動がとにかく気になる!
自分ばっかり頑張って損をしている気持ちになりがちで、不満たらたら、人に厳しくなってしまって、これまた嫌われる・・。
実際のところはお互いさまなことが多く、決して自分だけが我慢しているわけではないのにね・・
しかし、自分の中の深層心理に怒りが渦巻いていることに気付くのは容易いことではありません(´;ω;`)ウッ…
私がなぜ気づけたかというと、それは・・
看護学校で精神看護学の実習の際に、「プロセスレコード」なるものを書かされるのですが、それのおかげです!(興味のない方は読み飛ばして下さい・・)
なんじゃそりゃー?ですよね(笑)
看護学生さんでも三年生でないとわからない代物でしょう。
しかし、これが優れモノの記録用紙でして
患者の言動→自分の思い(動機)→からの行動→患者の反応→自分の言動
と、患者さんとのやり取りの一部を抜き出し、何故そう言うやり取りになったのか、主に自分と患者さんの心理を理論に当てはめて分析するという記録用紙でございます(*^-^*)
毎日これで振り返ることで、自分の中の損得勘定の強さ、そしてまだ父親に腹を立てていたことが判明!!
この実習がきっかけで、父に当時のつらかった気持ちを謝ってもらおうと決意することができました。
もちろん、みんなが前向きに取り組めるわけではないです。
否認が強い人はうわべだけをさらりと書いて終わったり、泣きながら現実逃避しながら取り組んでいた人もおりました( ノД`)シクシク…
損得勘定も気づいてしまえば、自己否定感への取り組みと同じです。
自分ってホンマに損をしたくないんやなー(笑)
今、すごい損した気持ちになったなー!
などと客観視していると、他人が損をしていることも気づいてきます。
損したと思い込んで怒っていた自分の滑稽さを、笑いに変えるのもありですね(^^)/
「自分ばかりが我慢して損してる!」「みんなちゃんと働いてよ!」と、職場の20%を超える人が思い始めると、
ピリピリした雰囲気になり、ミスの犯人捜しが始まりがちです。(由紀子調べ)
損得勘定の強い人って、どうしてもやってもらって当たり前、フォローしてもらって当たり前って思ってるように見える!
いやいや、新人であろうがベテランであろうが、みんな得手不得手があるんあやから、仲間が苦手なことは手伝えばよいし、自分だって手伝ってもらえるとありがたい。
そしたらお互い「ありがとう」「助かったよ」で、幸せの感謝の心が広がると思います(*^-^*)
時には、自分の仕事ではないことを頼まれることもあるかも知れないけど、「いいですよ(*^-^*)」と嫌な顔をせずに引き受けてます。
自分が忙しいときは誰かに手伝ってもらうこともあるから、お互い様と思えたら幸せは一歩近づいてくると思っております(*^-^*)
いやー!しかし!!看護学校ってところはホンマに侮れまへん!
看護師の勉強は奥が深い!!ホントにおすすめです( *´艸`)