立ち飲み屋の電線

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コラム
今更ながら先日初めて、たまたま、あの噂に聞いていた「立ち飲み屋」という場所に足を踏み入れた。

「OMG!」「なんなんだここは!?」「なんなんだこの違和感は?!」

ここで慌ててはならぬ。
と、とりあえず生ビールおよびカウンターの上から睨み付けてくるシュウマイどもを購入して自分を落ち着かせた。

「どうぞ」

「あ、椅子か!」


ようやく違和感の正体に気付いた。
昔、海外の住宅街を歩いていたら、両脇に立ち並ぶ家々の上にパッチワークされた青空のデザインが異様にシンプルに見えたのが不思議だった。あれ、これ何でだろ?、、、えらくスッキリしてるなあ。んー、あ!電線だ!電柱もない!
海外では電柱と電線が地中に埋められている国が多いらしいが、日本ではそういうところは限られている。
日本に帰って来て、それまで”普通”すぎて何も思わなかった、パッチワークのゴチャゴチャ模様がやっと一つのデザインとして入ってくるようになった。

外国語を習得する大きなメリットの一つはそういう視点が得られることかなと個人的に思う。
英語が出来るようになってから、日本語の特徴や面白さがはっきりと浮かび上がってきた。その時初めて日本語を客観的にみれた気がした。

店も酒も何回か回って、自宅に帰ったら今度は家のダイニングテーブルに椅子が付いているのが気になりだした、、、。
















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