若き指導者の皆さんへⅠ~Ⅳ

記事
コラム
       北村敦

1.若き指導者の皆さんへⅠ


何に悩んでいるか。 

何を望んでいるか。 

皆の心を知り、 

皆が安心して頑張れるように、 

一人ひとりをきめ細やかに励ましていく 

ことが大事です。 

心の重荷をとって軽くしてあげる、 

楽しくさせてあげることが大切なんですよ。 



2.若き指導者の皆さんへⅡ 


どんなに忙しい毎日であっても、 

口元に出そうになる愚痴を、 

にっこりとした笑顔に変えて、 

子どもたちを褒めたたえていく 

心のゆとりを失くさないでください。 


教師に笑顔とユーモアのあるかぎり、 

子どもたちは安心して、自分の良さを

伸び伸びと発揮してくるようになり、

必ず温かなクラスが作られると思います。 



3.若き指導者の皆さんへⅢ 


誰よりも苦しんだあなたが、 

誰よりも人の心がわかる人なのです。 

誰よりも辛い思いをしたあなたは、 

誰よりも人の優しさがわかる人なのです。 


大切なのは、 

目に映ることだけで判断するのではなく、 

表面に現れない背景をも知ろうと

努めることです。 


自分のことをわかってくれる

人がいる、 

人はそれだけで

生きる力が湧いてくるものです。 



4.若き指導者の皆さんへⅣ


人を励まし、

「笑顔に」「元気に」「やる気」

にさせるのが指導者の仕事です。 


人の「持てる力を引き出す」

のが指導者の役割です。 


叱るのが仕事だなどと

決して思ってはいけません。 

恐怖によって人を動かそうとするのは、

独裁者です。 


いつも笑顔で、

感謝や労いの言葉をかけたり、 

一人一人の思いに

じっと耳を傾けたり、 

どんなときも

人格を尊重する態度で接したり、 

時には、心の琴線に

触れるような話をしたり、 

皆が心から打ち解け

楽しくなる場を作ったり、 

そんなふうに、 

人の「苦」を抜き、

「楽」を与えるのが、 

指導者の仕事なのです。 


そうして、 

指導者が、

常に自分に問わねばならないことは、 

「自分が言っていることと、 

 自分がやっていることが一致しているか」 

であると、私は思うのです。
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