【日記】「~れる」の罠

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コラム
 『何かを贈与しているとき、何かをもらう側の人より、あげる側の人の方が幸福度が高い』という研究をご存じでしょうか。わたしは、「ヒマチの嬢王」という漫画でそれを知り、なるほどな! と思いました。

 というのも、私自身が誰かに何かをしてもらうことが余り得意ではなかったからです。

「もらったら、喜ばないといけない」
「相応のお返しをしなくてはいけない」

 今までは、そういったプレッシャーからしてもらうことが余り好きじゃなかったのだと思っていました。まあそれも多分にあるとは今も思っています。
 しかし、それ以上に、

「私は今、あげられたんだ」

という、自分を他人の幸福のために使われたような卑しい気持ちがあったことに気付いたのです。
 被害を被ったような気持ちになってしまっていました。

 私は深く反省しました。
 このような気持ちから、人からもらったものに対して喜べないのは愚かなことです。
 何故なら、それは大きなチャンスを逃がす行為だから。

 私は、「喜ぶことで相手を喜ばせてあげる」チャンスを逃がしていました。


 ところで、ココナラで営業をしていると、たびたびサービス内容の一部を相手に無料で公開する機会がありますよね。スキルを売るという形態上、どうしても起りがちなことです。

 このときに、「損をしてるな……本当はこれで料金がかかるんだけどなあ。もらわれてるな」と思ってしまうのは、本当に勿体ないなあと思います。

 営業相手のおかげで、私はあげる人になれるのです。

私は相手にまだ何もしていないのに、相手からもらっている。

 そう思うと、「機会をくれてありがとう!」という軽やかな気持ちで営業が出来ます。

 もらう側のときも、あげる側のときも、「~れている」と受動的な考え方はしないこと。能動的に捉えること。

 それが、毎日笑顔で過ごすコツなのかもしれませんね。

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