未経験からエンジニアへの転職活動で後悔しないために知っておくべきこと

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IT・テクノロジー
こんにちは!

今回は、未経験からエンジニアへの転職を検討し始めている方や、少し興味はあるけどまだ決められていない方へ向けて、後悔をしないために知っておくべきことについてお伝えしたいと思います。

エンジニアの具体的な仕事内容について


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まず、エンジニアとはどういう仕事なのか簡単に触れたいと思います。

エンジニアという職種は非常に幅広く、様々な分野や技術があります。

例えば、ウェブサイトやアプリケーションを開発するフロントエンドエンジニアやバックエンドエンジニア、データベースやサーバーを管理するインフラエンジニア、人工知能や機械学習を用いるAIエンジニアなどがあります。

それぞれに必要なスキルや知識は異なりますし、求められる役割や責任も異なります。

ですから、転職を考える前に、自分がどのようなエンジニアになりたいか、どのような仕事がしたいかを明確にしておくことが大切です。

後悔しないために、重要なプロセスになります。

自分の興味や適性に合った分野を選ぶことで、学習のモチベーションや仕事の満足度が高まります。

色々と選択肢がありますので、エンジニアへの転職を検討する上で、まずは下記の内容を明確にしておく必要があります。

・なぜエンジニアに興味を持ちましたか?
・どのようなエンジニアになりたいですか?
・エンジニアになってどのような仕事をしたいですか?

別の記事にて、エンジニア転職を考えている方へ向けて、上記の内容も含めて事前に考えるべきことについて詳細に書いています。
もしまだぼんやりしていたり、思い浮かばないという段階の方は、下記の記事も参考にして頂ければと思います。




勉強を始めてから転職が終わるまでの期間について


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次に、勉強を始めてから転職が終わるまでの期間についてですが、これは個人差が大きいと言えます。

転職活動を始める段階で、既に学生自体やプライベートで触れていた場合は、その分期間は短くなります。

ただ、そうではなく、全くの未経験でこれから始めるという場合は、内定を得るまでに1~2年前後掛かる可能性があるということを頭に入れておいて欲しいです。

当然、もっと短期間で理想通りの企業に入社した人もいるかと思いますし、元々のPCスキルだったりも関係しますが、大体上記のような期間が掛かる、又は掛ける必要があると思います。

例えば、営業職であれば、営業職で異なる業界への転職を目指した場合に、新たに業界知識を学ぶ必要はありますが、トークスキルや資料作成、営業を行う上での基礎的な部分やスキルは既に現職を通してある程度身に付けている状態だと思います。

なので、当然短期間の準備で転職活動自体を始めることが出来ます。

逆に、未経験からエンジニアへの転職の場合、プログラミングを扱う仕事がほとんどですので、プログラミングを学び、習得しなければなりません。

また、そう簡単に習得できるのかというと、そうではありません。

1~2ヶ月勉強すれば転職活動を始められるというのは到底無理です。

業界の知識や、ネットワークなどの基礎知識、各プログラミング言語の知識、ポートフォリオの開発など、スタートラインに立つまでに必要な知識や積んでおくべき経験や用意すべきものが多いので、そう簡単に始められるものではありません。

そして、就業しながらとなると、勉強に充てられる時間は短くなりますし、仕事が忙しくなれば、そもそも勉強が出来ない期間も発生すると思います。

なので、ここでお伝えしたい事は、短期戦ではなく、しっかりと長期戦になる可能性が高いということを念頭に置いて、ある程度の期間を覚悟してから始めて欲しいと思います。

後悔する例として、
・勉強を始めてから、思ったように勉強が進まずにストレスを抱えてしまい本業のパフォーマンスにも影響が出る
・中途半端に勉強し、焦って選考を始めた結果、全く内定をもらえることが出来ずに、時間を無駄にしてしまった
・無駄にスクール等にお金を掛けてしまったが、成果が得られずに終わってしまい、お金を無駄にしてしまった
・とりあえず未経験OKの案件に手あたり次第応募して、運よく内定を貰えたが、案件が決まらず入社に至らない、別業務ばかりで開発に携われない

というようなことは回避することが出来ます。

逆にしっかりと準備をし、時間を掛かることを考慮して転職に向けて活動を始めれば、上記のような内容を回避できる可能性が高まります。

そして、結果的にしっかりと知識を付けて、ある程度の経験を積み、選考に臨める状態になれば、良い結果に繋がりやすくなります。

大事なことは、時間が掛かる覚悟をしておくこと、そして、自分のペースで着実に学習を進めて準備をすることだと思いますので、後悔しない為にも把握してほしいと思います。

転職活動において知っておくべきこと


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とにかく未経験からエンジニアになるためには、自分のスキルや成果をアピールすることが必要です。

これが無いと始まりません。何も用意しないで選考を始めようとしている場合は、ほぼ内定には至りません。

以前にもあったのですが、見せられるものが無かったり、書籍のサンプルプログラムを動かした程度で、それを見せる前提で転職活動を始めてしまう方がいらっしゃいます。

企業側の立場に立って考えてみて欲しいのですが、

「未経験ですが、エンジニアを目指して半年間勉強をしましたし、スクールにも通っていました!」

と話をされたところで、実際に作ったものを見れなければ、応募者がどの程度のレベルで、一体何が出来るのかを判断することが出来ません。
(スクールでポートフォリオを用意しないということはあり得ないと思いますが、、、)

ちょっと言葉が悪いかもしれませんが、正直どうやって勉強したかということや、期間等はほぼ合否には響きません。

これでは、全く内定を貰えないか、貰えても思っていた働き方とは違う働き方になってしまうという結果になってしまうと思います。

それよりも、実際に自分で考えたものを開発してみた経験があり、それを実際に見せてもらった方が何倍もアピールになりますし、レベルを知れますし、今後成長出来るかという判断も出来るようになります。

また、学習においてもアウトプットすることは非常に大切です。
アウトプットして初めて遭遇する事象や、もっと勉強すべきことを把握できます。

なので、勉強を進めながら、頭の中で、こういうサイトやサービスを作ってみようかなとイメージしながら進めることをお勧めします。

特にそれをネット上に公開する必要はありません。

公開するところまで全て構築出来たら、相当アピールにはなりますが、勉強のアウトプットとしてダミーで良いので、自分で考えたものを複数作り、見せられる状態にしておくということがお伝えしたい事です。

具体的にアピールする方法として、ポートフォリオを用意することや GitHub などを提示するという事になります。

ポートフォリオとは、自分で考えて作ったウェブサイトやアプリケーションのことです。

または、コミュニティの所属して、チーム開発の経験を積みながら、提示できるものを開発するのも良いと思います。

GitHub とは、自身のプログラミングのコードを管理するためのサービスで、Web上で他者に自身で作ったプログラミン後のコードを見てもらう事が出来ます。(詳しくは検索してみてください)

ポートフォリオはほぼ確実に必要です。
出来ればGitHubまで用意出来ればベストです。

これらを使って、自分の現状のスキルを見せられますので、しっかりと用意して転職活動を始めてください。

この時に大事なことは、全てにおいて高いレベルを求めすぎないという事です。

こだわりすぎるとキリが無いため、いつまでも完成せず、選考を始められないまま時間だけが過ぎていくことになります。

それよりも、開発している過程で発生したエラーや問題について、どのように解決したか、チャレンジした技術はあるかというようなプロセスの方が重要になります。

何故かというと、未経験者を採用する側の観点として、スキルもありますが、大事な要素の一つが自走力です。

入社後に、自ら考えて、問題を乗り越えて結果を出す、ちゃんと成長出来る人材かどうかというのが大事な要素の一つになります。

ですので、2~3個程度、複雑なものである必要はありませんので、作ってみてください。
ダミーの映画サイトだったり、簡単なチャットツールだったり、企業のHPだったり、何でも良いです。
新しく作ると、初めて遭遇する問題があったりします。また、同じ問題が起きて、すぐに解決出来た経験を得ることが出来ます。

その学びや経験をアピールすることが重要です。それが実務にも活かされる経験になります。

あまり具体的な内容に踏み込むとテーマからずれるので割愛しますが、複数ポートフォリオを作ってみて、色々な経験を増やし、都度発生した問題や解決するための方法を身に付ける、新しい技術にチャレンジして成長したポイントを増やす方が結果的に良い結果に繋がる可能性が高まりますので、それを念頭において進めて欲しいと思います。

<まとめ>

以上、未経験からエンジニアへの転職で後悔しないために知っておくべきことについてお伝えしました。

他にもありますが、後悔しないためにまず知っておくべきことになります。

エンジニアは非常にやりがいのある職業ですが、それだけに転職のハードルも高いです。

しかし、自分の目標や興味に合わせて分野を選び、自分のペースで着実に学習していけば、いずれは、成功できる可能性が高まります。

実際の転職活動における戦略であったり、学習方法等については、又別途記事に出来たらと思います。

また、私に限らず、現役の人事やエンジニアの方が相談サービスを行っていたり、SNS上で窓口を設けている方もいらっしゃいますので、是非一人で抱えこまずに、使えるものは使ってみてください。



転職を成功させるまでの期間も短縮できると思います。

ありがとうございました。

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