未経験でもエンジニア転職は可能?文系・未経験からエンジニアになった私がお答えします!

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ビジネス・マーケティング
「未経験からエンジニアに転職って本当に可能なの?」

「募集は見かけるけど、本当に採用しているの?」

エンジニア転職を考えた上で、上記のような不安を抱えることがあるかと思います。

結論としては、未経験からのエンジニア転職は可能です。

実際に、私自身の経験で、上場しているITベンチャー企業で採用を担当していた際に、未経験からのエンジニア転職者を採用した経験があります。

今回は、エンジニアへの転職がなぜ可能なのか、そして、エンジニアに転職する上で実際にするべきことや、どういう人がエンジニアに向いているかという点についてお話します。

①未経験でもエンジニアの募集はたくさんある

未経験歓迎のエンジニア募集自体は、常に求人サイト等に掲載されており、苦労せずとも募集を見つけることが出来ます。

また、研修を用意している企業もありますし、しっかりとサポート体制を用意している企業もありますので、力を入れている企業も見受けられるようになりました。

人材不足という観点からも、経済産業省の「IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果」」によると、2030年にはIT人材の不足規模が約40~80万人にまで拡大すると推測しています。IT需要が拡大する一方で、国内人口は減少の一途をたどっており、今後のIT業界はますます人材不足になる想定です。

また、IPA独立法人情報処理推進機構の「DX白書2021 第3部 デジタル時代の人材」によると、IT人材の「質」と「量」に関して、約9割が不足していると回答しています。

そのため、今後も未経験者を含めたエンジニア募集は、無くならない状況が続くと想定されます。

②未経験でエンジニアを目指すときにするべきこと


それでは、これからエンジニアへの転職を目指す上で、事前にするべきことに関して特に重要な2点についてお話します。

■エンジニアを目指す目的を明確にする

あなたは、なぜ現在の業界を離れて、IT業界に転職したいのですか?

あなたは、なぜ数多の職業の中から、エンジニアという職業を選びましたか?

上記の問いに対して、明確に回答出来るでしょうか。

何となく、仕事が沢山あり、高給で、おしゃれで、自由な環境で働けそうというような良いイメージだけで選んではいないでしょうか。

もしそうであれば、是非一度検索で「エンジニア 未経験 やめとけ」というような形で最後にネガティブな文言を入れて検索してみてください。

エンジニアとしての現実的な側面が垣間見れると思います。

「何となく」で始めた方は、ほぼ途中で挫折、又は転職後に後悔することになると思います。

実際にそういう方を何名も見てきましたし、何度も相談に乗りました。

ですので、これからエンジニア転職をしようと考えている方は、今一度「何故エンジニアになりたいのか」をしっかりと明確にするところから始めてみてください。

これは人それぞれ異なりますし、答えはありません。

・いつか自分で作りたいサービスやアプリがある!
・あの会社に入りたいという夢がある!
・起業する夢を実現するために、まずはエンジニアとして技術を学び、現場経験を積みたい!

可能な限り細かく、思いつく限りの動機を洗い出して、自分の中でエンジニアを目指す目的を明確にしてみてください。

■どの分野のエンジニアになるかを決める

一言で「エンジニア」といっても、Webエンジニア、インフラエンジニア、ゲームエンジニア等、専門分野が分かれています。

そのため、どのエンジニアを目指すかによって、学ぶべき内容や習得すべきプログラミングの言語が異なります。

極端な例ですが、スマホ向けのゲームを作りたいんだけど、とりあえずWebの方が入門者にはオススメってサイトに書かれていたからWebエンジニアから始めようかなという決め方は目的から逸れていますので、オススメしません。

当然どの分野でも学習した内容は応用できますし、学ぶこと自体はとても大事な事ですし、いずれは取り組んだ方が良いです。

ただし、転職や、目的を達成しようと行動し始めている方にとっては、大きな遠回りになります。

プログラミング言語を習得する時間は、学ぶ技術や割り当てられる時間にもよりますが、一つの技術をある程度習得する為に、数か月は必要になります。

現在働いている方であれば、就業時間以外で取り組むことになりますので、とにかく時間が掛かります。

そう考えると、先ほどの例のように、Web系の技術の学習に数か月、そして本来学ぶべき技術の学習に数か月掛かりますので、1年以上掛かる可能性もあります。

そして、転職の場合は、ポートフォリオを開発したり、企業探しや資料作成も必要ですので、トータルでかなりの時間が掛かることが分かるかと思います。

先ほど明確にした目標を達成するためには、どのエンジニアを目指すべきかという視点で考えてみてください。

③未経験からエンジニアを目指すのに向いている人

向いている人という表現は語弊があるかもしれませんが、これまで多くのエンジニアや人事時代の面談・面接を通して、未経験からエンジニアになれる人、エンジニアとして活躍している人に共通する要素があります。

いくつかありますが、今回はその中でも特に大事な2点について記載します。

■常に自ら学習し続けられる人

これは絶対条件です。断言します。

IT界隈の技術の進歩は非常に早く、新しい技術や情報が常にアップデートされます。

そのため、仮にエンジニア職に就けたからもう大丈夫、ということにはなりません。

常に新しい技術を学び、アウトプットしなければ追いつくどころか周りの人に追い越され、活躍の場は無くなります。

企業でもフリーランスでも、常に新しい技術を身に付け、応用し、現場で使える人が重宝されますし、評価も高まります。

これは、現場に入ったことが無いと中々イメージしづらい所かと思いますが、これまでも、これからも変わらず、エンジニアとして活躍するためには絶対条件となります。

■自走できる人

これは、エンジニアに限らず大事な要素だと思いますが、多分に漏れずエンジニア職にも必要です。

例えばですが、ある方が、これからエンジニアを目指そうと考えました。

PCもあんまり触ったことないし、ITの用語も何一つわからないし、調べたけど自分で始めるのも大変そうだから、とりあえずプログラミングスクールで教えてもらえれば何とかなるだろう!

こういった受け身な思考になってしまう方は、向いていない可能性が高いです。

逆に、エンジニアに向いていると思う人は、

・とりあえずPCを毎日触って慣れてみる。
・IT用語が分からないから、とりあえずIT用語そのものについてググってみる
・勉強の仕方をネットや動画、書籍を買い、とりあえず自分で手を動かしてみる

というような思考の方です。

これが何故かというと、前述しました「常に技術を学び、アウトプットする」ことがエンジニアにとって大事だと書きました。

自走出来ない人は、これをすることが出来ません。

やり方が分からない為、自らチャレンジし、技術を習得するという行動が取れません。

これでは、自らの技術力も上がらず、周りからは差を付けられ、活躍の場を失ってしまいます。

そういった意味で、自走できる人が成長し、活躍しています。

以上の2点です。

ここまでを読み、私は向いていないんだと思った方がいるかもしれません。

それは「今」のあなたが向いていないだけです。

これからの行動を変えれば、むしろ他の方と差を付けられるかもしれません。

最初に、何故エンジニアになりたいかを考えて欲しいと書きました。

その達成したい、人生を変えるための目的意識さえしっかり持っていれば、必ず自身を変化させ、より良い方向に進めると思います。

<まとめ>

全体を通して、

・未経験からエンジニアを目指す前に考えるべきこと
・エンジニアに向いている人

に関して、特に大事な点を記載しました。

やはり、未経験からのエンジニアへの転職というのは、簡単なものではありません。

だからこそ、可能な限り失敗せず、人生がより良くなるような転機になるように、正直に記載させて頂きました。

もしこれからエンジニアを目指そうと思っていて、不安があったり、何をどうしたら良いかわからない場合は、お一人で悶々とするよりも、是非現役エンジニアの方に話を聞いてみて欲しいと思っています。

ネット上では分からない現場で求められていること、必要な事が具体的に見えてくると思います。

私の方でも相談したいことがある方や、もっと細かく色々と話を聞いてみたい方がいらっしゃりましたら、ビデオや電話での相談サービスをやっております。


いきなりお金を払うことに不安がある方は、メッセージでの無料相談も行っておりますので、ちょっとした事でもご連絡下さい。

また、私だけではなく、色々な方が転職相談サービスをやっていらっしゃると思いますので、気になる方がいれば、是非一度相談をしてみてください。

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