もう今年わずかですね

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コラム
いよいよ、今年も残すところ2週間となってしまいました。
今年1年、みなさんにとってどんな年でしたか?
良い事も、悪い事も、あったと思います。
楽しかった事も、苦しかった事も、あったでしょう。
でも、まもなく2022年は終わりを迎えます。

ところで、みなさんは「大掃除」は終りましたか?
終わった方、これからの方、いらっしゃると思いますが、今日は「大掃除」について書いてみたいと思います。
そもそも「大掃除」を何故、年末におこなうのでしょうか。実は「大掃除」は『年神様を迎える準備』という宗教的意味から始まったものなのです。
「すすはらい」という言葉がありますが、これは正月を迎える(年神様を迎える)にあたって、家の内外の煤(すす)や塵(ちり)を払い、清掃する行事のことです。(煤掃きともいいます。)
「すすはらい」は、平安時代にすでに行われていたといわれています。12月13日に行うようになったのは江戸時代から。江戸城は12月13日が煤払い日で、民間でも多くが13日を煤払いの日としていました。いつもの掃除とは違い、『年神様を迎える準備』ですから、煤とともに年内の穢れ(けがれ)や厄(やく)をお祓い(おはらい)する意味もありました。
そのため「すすはらい」=「大掃除」という習慣が古くから根付いたと考えられています。

今日は12月19日です。
みなさん「大掃除」は終りましたか?
『年神様を迎える準備』のための「大掃除」なのですから、本来なら終わってないと駄目な様です。

さて、ここで「掃除」の意味を『禅』では、どの様にとらえているのか。
その辺も触れてみたいと思います。
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●掃除とは、自分の心を磨くこと
会社のデスクでも、自宅の部屋でも結構です。いつも美しく整頓されていますか?
きちんと整頓されている人は、おそらく仕事が出来る人であったり、家事がしっかりと出来る人でしょう。反対に、いつもデスクの上が乱雑だったり、部屋が散らかっている人は、心が定まらず、仕事や家事に集中できないと思います。
★物が曲がっていたら真っ直ぐに直す。
★散らかっていたら片付ける。
きちんとデスクの上や部屋の中を整理整頓する。そういう習慣がある人は、心もすっきりと片付いています。

禅寺の修行僧は朝に夕に掃除をします。汚れているわけではないのに、一生懸命に掃除をしている。それは寺をきれいにすることだけが目的なのではなく、掃除をすることで『自分自身の心を磨いている』のです。
★ひと掃きするごとに、心のチリが消える。
★ひと拭きするごとに、心の輝きが増す。
これは会社のデスクでも自宅の部屋でも同じことです。悩みや不安に惑わされることなく、常に清々しい心をもつ鍵は、まず『身の回りを整える』ことが大切です。

さあみなさん。
掃除をしましょう。きれいなデスク、きれいな部屋にして、自分の心も磨きあげる。そして12月24日のXmasイブ、新年を迎えましょう!
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