補助金FAQ|持続化|計画書を自分で作ろうと思います。難しいでしょうか。

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はじめに

『そもそも』というところで言えば、士業や経営コンサルタントでも、『事業計画書』を作るのが得意な方は多くありません。

採択を受ける上で、一番重要なことは、『採択された計画書を見たことがあるかどうか』だと思います。
それを真似するのではなく、それよりも良い計画書を作る。
そういう意識で計画書を作れば、自ずと採択に近づくでしょう。

計画書を作る際のポイントをご紹介しておきます。

①融資・投資のための書籍は役に立たない

『融資』のための事業計画書では、主に『返済の実現性』『キャッシュフロー』(=倒産状態に陥らない・リスクが低い)などが重視されます。
『大きく儲かること』よりも、『堅実に返済できること』を説得しなければなりません。
そのため、計画書のポイントとしては、『事業の斬新さ』よりも『事業の堅実さ』が重視されます。

『投資』のための事業計画書では、主に『投資効果』が重視されます。
そのため、計画書のポイントとしては、上場を目指すような場合、『事業の斬新さ』や『社会的ニーズ』が重視されます。

一方、『補助金』の事業計画書では、主に『補助事業の意義』が重視されます。
計画書のポイントとしては、補助金がなければこうなる、補助金があればこうなるというBefore/Afterを示して、補助金を活用する意義を説得します。

補助金の審査基準には、『事業の斬新さ』も『事業の堅実さ』も必要ありません。
あくまで、補助金を活用する効果とその根拠が重視されるのです。

そのため、どんなに融資を通してきている人でも、補助金の計画書が作れるとは限りません。
逆もまたしかりで、補助金の計画書が得意でも、融資・投資の計画書に精通しているとは限りません。

②行動計画と数値根拠にこだわる

以下の2つの記載を見てみてください。
・月10万円の予算で、チラシの配布・ウェブ広告を実施して集客します。
・チラシの配布は1枚8円×5千枚/月、ウェブ広告は、Google広告・Yahoo!広告に各3万円ずつ実施します。
どちらの方が、具体性がありますか?
当然、2つ目でしょう。

『計画』は、あくまで『願望』でしかありません。
しかし、願望でも、より具体性のある行動計画が書かれている方が、『計画』としての価値が高いです。
そのため、より採択に近づくでしょう。

初めて書く計画では、コンセプトばかり書いてしまう方が少なくありません。
しかし、コンセプトが良いビジネスなど、そうそうはありません。

コンセプトにこだわるのではなく、行動計画と数値にこだわりましょう。
そうすることで、説得力の高い計画に仕上がるのです。

さいごに

計画書作りは、どんな計画書でも、非常に難しいです。
だからこそ、自分で考えてみる価値はあります。

しかし、採択されなければ、単なるお勉強にしかなりません。
目的を見失わず、時間を有効に使うためにも、外部を頼ってみても良いかもしれません。

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