vol.4 ペットさんに言葉で話しかける大切さ

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コラム
私は、飼い主さんはペットさんとアニマルコミュニケーションができている時があると信じています。一緒に過ごす時間が増えると、ペットさんの顔の表情やわずかな動きで「〇〇したいのね」「こっちが好きなのね」と一瞬で読み取れるようになるのは、一つのアニマルコミュニケーションだと思います。
また、飼い主さんがペットさんに向けて話しかける時、ペットさんは言葉を理解していると思います。もちろん理解しているからと言って、同意しているかどうかは別なので、「ゴミ箱を漁らないで!」と注意しても、聞き入れてくれないことはたくさんあります(だってゴミ箱漁りが好きなんだもの、と思っている時など)。そういう時は言葉にイメージや感情を込めながら話すと伝わりやすいです(「お腹壊すかもしれないからやめてね」など)。それか、そういう時はアニマルコミュニケーターに交渉をご依頼ください(^^)b

私が受けた依頼で、印象深いものがあったので、お話させてください。

とある飼い主さんが、そこのお宅のトイプードル君の不思議な行動の理由を知りたいと、依頼をくださいました。
そのトイプー君は、飼い主さんとお父さんが家にいても、時々玄関に行ってドアの前でしばらく座りこんだりするというのです。なぜしょっちゅう玄関に行くのか理由を知りたいということで、私がアニマルコミュニケーションで彼とお話してみたところ、トイプー君が見せてくれたイメージに、玄関のドアが開いて、制服を着た男の子が入ってきて、その時トイプー君はすごく嬉しいと感じる様子が視えました。実は、飼い主さんには2人息子さんがいて、依頼の数か月前から2人の息子さんは実家を出て彼らの大学の近くに引っ越しをしていました。そこでトイプー君に聞いてみると、やはりお兄ちゃんたちが学校から帰ってくるのを玄関で待っていたのです。私はトイプー君に「実はね、お兄ちゃんたちは今、離れた場所に住んでいて、そこから学校へ通っているんだよ。だから、毎日は家に帰ってこないんだよ・・。でもね、年末年始あたりかな、すごく寒くなる頃おうちに帰ってくるんだと思うよ(依頼が秋頃だったので)。お母さんに、あなたにもっと詳しく説明するよう伝えるから、ちょっと待っててね。」と言いました。そして、飼い主さんにその旨を伝え、お兄ちゃんたちがいつ頃帰ってくるかをトイプー君に改めて説明してください、と伝えました。
それからしばらく経ち、飼い主さんから、トイプー君が「玄関で待たなくなりました!」と報告を受けました。
ちなみに、飼い主さんには、お兄ちゃんたちが帰ってきて、また大学の方へ戻る時に、お兄ちゃんたちからも「今度は〇〇の頃帰ってくるよ」とトイプー君に伝えてもらうと、なお良いです、と伝えました。家族はわかっていても、トイプー君は「突然お兄ちゃんたちいなくなっちゃった・・」と思ってしまうかもしれないからです。

このように、言葉はペットさんたちに伝わります。でも、人間の家族のように、みんなでご飯を食べている時に、例えば、お母さんとお父さんで「明日は残業になりそう」と話をしているのを聞いて、子供たちも「あ、お母さんは明日残業で帰りが遅いんだな」」とわかる、というようなことはペットさんには難しいです。そういう、「小耳にはさんで、言葉から起こりうることを予測する」、ということは難しいので、ペットさんに何か伝えたい時のコツとしては・・・

・ペットさんにしっかり向き合って話す
・言葉にイメージや感情を乗せる
・「朝に」、「19時頃」、「夏休みに」と言うよりは、「寝て起きて、外が明るくなったら」、「外が完全に暗くなったら」、「すごく暑くなる頃に」など、感覚で理解できそうな言葉に変えると、より伝わりやすくなる気がします

ちなみに、私が飼っていた柴犬は、最後の数年は留守中のいたずら(ゴミ箱荒らし)が再発したのですが、私が「私はこれから仕事に行くけれど、夜、外が完全に暗くなったころ帰ってくるからね」と出掛ける前に伝えるようにしてから、いたずらがぐっと減りました。恐らく彼女は「お母さんに置いてかれた!いつ帰ってくるのだろう?帰ってくるのだろうか?」と不安からくるストレスでいたずらをしていました(あとは、時々私の注意をひきたいからやっていたようです)。予告することで、不安を軽減できたのだと思います。

また、かまってもらうのが好きなペットさんは、アニマルコミュニケーションをすると「飼い主さんが話しかけてくれるのが嬉しい」とよく言います。自分にちゃんと向き合ってくれていると感じるようです。
ぜひ皆さんもお試しください(^^)
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