直感物語(家族をテーマ)

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3人が購入しています
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greenstone
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直感で書いた物語。家族の物語できました。
精霊の家族の物語。
喜んでいただければ幸いです。

前向きになりやすいエネルギーが込められてますので、感じる人は感じるでしょう。
貴方様にとって、ささやかながら元気や勇気を提供できる作品でありますように。
4話のオムニバスになっております。登場人物をイメージした画像も含まれてます。人によっては画像を見つめるだけで、インスピレーションが芽生えたりするでしょう。
気に入れば携帯の待ち受けなどにしていただければ、と思います。
画像の効果としては、見つめると勇気付けてくれるような前向きなエネルギーがもらえるくらいに留めてください。
画像や作品をどのように扱うかは、ご自分で判断してください。
ただし、出品の待ち受けに使用することは禁じます。
ダイレクトメールでの質問や要望は全て受け付けません。
あればサービス外要求として、
運営にご報告します。また作品を自分の作品であると販売することを認めません。

登場人物

名前アグニ→火の精霊お母さん。赤い服を着ている。火を自在に操り。夏の季節を守る。火の鳥に変身する事が可能。

名前マハータル→木の精霊→お父さん。青い服を着ている。木を自在に操り。春の季節を守る。翼龍に変身する事が可能。

名前スワルナ→金の精霊→女の子。白い服を着ている。金属を自在に操り。秋の季節を守る。白虎に変身する事が可能

名前アルガ→水の精霊→男の子。黒い服を着ている。水を自在に操り。冬の季節を守る。黒龍に変身する事が可能。


第一話
アルガは笑う 


アルガは冬の番人だ。長髪の美少年。中性的な容姿をもち。潤いのある青い瞳をしている。精霊たちの間では、そのあまりに麗しい瞳から海の瞳と呼ばれている。
人間界ではもうすぐ12月。雪を降らせ無ければならない。なぜ雪を降らせ無ければならないかというと。それは神様の願いでもある。理由は人間たちに雪を感じてもらいたいからだ。
神様は人間が好きなんだ。人間に様々な感動を与えるのが神様の喜びでもある。アルガもまた人間が好きだった。高層ビルの屋上から、アルガは独りで街の様子を眺めていた。
手を握りあう母と子。地下鉄のホームへ向かうビジネスマンスタイルの男性。路上ライブの若者たち。たくさんの人並みから気になる人間たちを眺めていた。これがアルガの余興でもあった。
(みんなあたたかい)
アルガは素直にそう思った。
(僕は人間を知りたい)
アルガは素直にそう感じた。

余興が終わると、今日の仕事を開始する。
この街に雪を降らすのだ。

アルガは水を自在に操る精霊だ。
その技術から雪をうみだすことも可能である。

(さあ、仕事をするか。はやくしないとかあさんに叱られちゃうしな)
アルガはスマートフォンのカメラ機能を使い、街の様子を撮った。次に街の様子の画像を開いた状態で、スマートフォンの液晶に息を吹いた。
すると街の様子に大きな水の球が映し出されている。アルガがスマートフォンのワキを人差し指で三回叩くと水の球が消えた。
(こんなもんかな)
アルガが街を眺めると、街には雪が降っていた。美しい雪だった。
雪の結晶のデザインはアルガによるものだ。
アルガは雪のアーティストでもあった。
(ちょっとうまくつくりすぎちゃったかな)
アルガは上機嫌にチーズバーガーをカバンからとりだした。食べ終わると黒龍に変身して空を飛んだ。別の街へ行き雪をまた降らすのだろう。

さっきまでアルガがいた街はすっかり冬を感じていた。雪に触れて綺麗と感じる人。雪に触れて寒いと感じる人。街の人達はあますことなく雪と冬を感じていた。
人間たちには黒龍をみることができない。けれども冬をみることができるのは黒龍のおかげでもある。人知れず人間に自然と感動を与えるのが黒龍の喜びと使命でもあった
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