今回は大アルカナ10『WHEEL of FORTUNE』のお話です。
*これは私の個人的な解釈で一般的な解釈とは異なるところもあり、あまりためにはなりません。
私が、運命の輪に抱くイメージは、小さな歯車がたくさんかみ合って作られている一つのめちゃくちゃ巨大な機械です。
一つ一つの歯車は、この世界に存在しているものそれぞれと連動している。
なので人だけでいうと世界人口の約80億個の歯車がある。そこに気象の歯車や植物、動物、鉱物、虫、とにかくありとあらゆるものの歯車が組み合わさってできている機械。
カチカチカチカチ…………絶えず周り続けながら、小さな歯車は生まれては消え、無機質なのにそれ自体に生命があるかのような錯覚を覚えます。
何となく不気味で美しく、おそらくそれが実際に目の前に現れたら気が狂ってしまうのではないかと思うほど。
ちなみに私は、実際に歯車の回る音を聞きながらこの文章を書いていますが、心地よさと不気味さを感じます。ご興味のある方はぜひ聞いてみてください、意外と集中できます。
さて、このように複雑な機械のため、私たちには操作することは到底不可能で、おそらくこれを作ったものがいたとしても、もうどのような仕組みになっているのか分からないと思います。
そんな無数の小さな歯車が互いにかみ合い、一つの現象を引き起こす。それが運命とよばれているものだと私は考えています。
私は運命について、運命論とかにはあまりなじみがないのでそういった考え方はせずに、何となく仏教の『縁起』とか『空』の考え方に近いのかしらと思っています。仏教についてもあまり明るくないので全然違うかもしれませんが、それっぽい感じです。
以下はブログ用にAI画像生成で召喚した「小さな歯車がたくさんかみ合って作られている一つのめちゃくちゃ巨大な機械」たちです。
【山よりも大きい】と入力したらこんな感じになりました。コロンとしてかわいいです。
因みに【歯車】【巨大な機械】という単語を使うと、小さな人間が機械の中に住んでいたり、町みたいなものや時計が機械の中に生成されたりします。単語自体にはそのような意味はないのに不思議ですね。
ギチギチの機械。
TAROTカードの図柄にありそうです。
以上WHEEL of FORTUNEのお話でした。
もし、この巨大機械の中に自分の歯車を見つけられたとしても、棒を突っ込んで自分の歯車を止めるぐらいしかできないでしょうね、考えるとゾクッとします。