財閥倉庫勤務者から測る財閥倉庫から内定を勝ち取るスペック
財閥倉庫の入社試験を受けようとされている方であれば、内定を得る人はどんな人なんだろうって疑問を持たれるかと存じます。
筆者も同様で、2ch掲示板の就職偏差値を見て、自分は受からないだろうなと悲観していた記憶があります。
そこで、当ブログの読者には、是非とも内定を獲得できるラインまで到達して頂けることを祈りながら、私がこれまでに出会った内定者の実態を以下の3つの観点からご提示していきます。
①学歴
②実績
③人間性
早速、始めていきます。
①学歴
各社のHPにて採用実績校をご覧頂ければ、お分かりになると存じますが、以下がボーダーラインと言われております。
✓総合職:MARCH、関関同立、国公立大
✓一般職:日東駒専、産近甲龍、有名女子大
実際に、三菱倉庫、住友倉庫の2019年に入社する総合職の大学別採用人数をご覧頂ければ、ご納得いただけるかと存じます。
しかしながら、近年では、上記のボーダーラインに届かなくても、入社する方が数名いらっしゃいます。
そのため、学歴フィルターによって、絶対に内定を勝ち取ることができないという訳では御座いません。
なお、第二新卒では、新卒と同様のボーダーライン、キャリア採用では、学歴よりも前職での実績により、評価されています。
②実績
総合職でも、一般職でも、泣く子も黙るような実績を引っ提げている方は、ほとんどいません。
私が知る限りの例を挙げると、以下の通りです。
✓1年留学して、TOEICは800点になった
✓ゼミのプレゼンで学内で賞を取った
✓通関士という資格を取った
✓バックパッカーで20ヶ国旅をした
✓陸上部に所属して、4年間続けた
✓軟式野球部でレギュラーを取った
✓営業のアルバイトで、成績上位だった
✓倉庫のピッキングのアルバイトをしていた
こう聞くと、「上記に匹敵するような実績ないな」と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
正直な所、上記は実績がずば抜けていたり、物流と関連していたりして、記憶に残っているものだけを列挙しました。
実際には、私を筆頭に、聞いても記憶に残らないような実績しか持っていない方の方が多いです。
どんなに素晴らしい実績があっても、仕事は皆さん0から覚えていくことになるため、実績そのものにそれほどの意味はありません。
倉庫会社の仕事で活躍してくれそう、一緒に働きたいと人事が感じてくれれば良いのです。
③人間性
人間性は、以下の3点は共通して備わっているように感じます。
✓やる気
✓社交性
✓信頼感
財閥倉庫は、まったりだからやる気のない人が入社する会社だと考えている方がいらっしゃるかもしれません。
確かに、そういった動機で入社される方も一定割合居ますが、そんな人でも任された仕事は責任持って遂行されています。
また、倉庫の仕事って荷物番してるだけだと認識されている方がいらっしゃるかもしれません。
物流業全般に、一人で完結するような仕事は少ないです。
例えば、荷物を倉庫から出すように荷主から依頼を受けた場合、出荷伝票を作成し、その伝票を作業員の方に持っていき、作業をお願いします。また、荷物を目的地に届けるため、運送会社にトラックの用意をお願いします。この程度であれば、それほど社交性は必要ありません。
しかしながら、例えば荷主から至急荷物を届けて欲しいと依頼があれば、作業員や運送会社に対しても、そのような対応をして頂けるようお願いする必要があります。また、荷主の依頼に自身の力では応えられない場合は、先輩や上司に相談する必要があります。
最低限このような時に周囲の方と円滑にコミュニケーションを取ることが求められます。
ただ、ノリの良さ、面白さ、人を惹きつけるような話術を求められている訳ではないので、大学、バイト、サークル等で普通にコミュニケーションが取れていれば問題ないです。
最後に、お客さんの大切な荷物を預かる立場なので、この人に預けても荷物がなくなったり、悪くなったりしないだろうと信頼される人でなければなりません。
預ける側の立場で考えると、噓をつかず、誠実に仕事をしてくれる人だったら、荷物を信じて預けることができますよね。
財閥倉庫から内定を得るために同僚がやっていたこと
前章では、筆者が出会った内定者のスペックをご紹介致しました。
当ブログの読者で財閥倉庫に入社することを希望する皆さんには、是非とも内定を勝ち取って頂きたく、どんなに採用試験が迫ってきていてもやるべきこと2選をご紹介致します。
①語ることのできる実績を作る
②臆せず採用試験を受ける
①語ることのできる実績を作っていた
前章で、ずば抜けた実績は必要ありませんと述べましたが、何か1つでも時間と労力を掛けて取り組んだこと、さらに読者の皆さん自身で工夫したことを面接官に対して話せるように、ネタを作っておく必要があります。
仮に結果が出なくとも、別の仕事でも活かせる教訓を得たのであれば、充分語ることのできるネタになります。
皆さんらしさが出るように、好きなこと、興味のあることに取り組むと良いでしょう。
好きなことをやっているサークルに入ってみる、興味のある学問のゼミに入ってみる、自分が好んで使っているモノやサービスに関わるアルバイトをしてみる、趣味に没頭してみる、何でも良いです。
就活対策という下心から、取り組むのであれば、ニッチな分野で、周囲の人と協調しながら壁を乗り越えたネタも価値があると言えます。
なぜならば、沢山の就活生の中で、サークルやゼミでリーダーとしてチームをまとめ上げた人、スポーツで結果を出した人というのは沢山居て面接官の印象に残りづらいです。
一方で、「鳥人間コンテストに出場した佐藤さん」、「アルバイトで新人さんと積極的にコミュニケーションを取って離職率を下げた鈴木さん」は印象に残りやすいでしょう。
勿論、会社で活躍できそうかという視点で評価されますが、就活強者と真っ向から対決して自信を失ったり、競い合って話を盛りすぎたりすることを避けられる上、そういうポジションの人も必要だよねということで内定に近づくかもしれません。
他には、物流業でアルバイトをしてみる、物流に関わる資格の勉強をしてみることも良いでしょう。
物流業に触れてみて倉庫で働きたいということであれば、理想と現実のギャップを感じるリスクは低く、また本当に物流が好きなんだと評価されるでしょう。
また、物流に関わる資格自体は、会社から強く求められるようなものではありませんが、強く興味を持っていることの裏返しになるでしょう。
兎にも角にも、何か1つ小さなことでも自分らしく頑張ってみましょう。
②臆せず採用試験を受けていた
周りの噂を聞いて、自分は受からないのではないかと不安になってしまった方もいらっしゃるかもしれません。
精神論が入りますが、絶対に受かって財閥倉庫で頑張るんだという気概を持って採用試験を受けなければ始まりません。
私は、謙遜することも見栄を張ることもなく、ありていに以下のスペックでした。
✓1年の浪人を経て、ボーダーラインと言われる大学に入学
✓大学の評定は丁度真ん中くらいでしたが、単位を落としてはいなかった(≒卒業が危ぶまれることはなかった)
✓英語力は、TOEICで500点台で、ビジネスで英語を使う上での最低ライン
ゼミには所属していたが、本を数冊読んだ程度のレベルの学習しかしておらず、質問が飛んでくることを恐れていた
✓スポーツ系のサークルにも所属していたが、役職に就くこともなく、ただ参加して楽しんでいた
✓営業のアルバイトにて、どうやったら売れるか同僚と試行錯誤したり、切磋琢磨して成績を伸ばした
この程度であれば、自分の方が有能じゃないかなと思う方が多いのではないでしょうか。
最後に、解説ではなく願いとして、是非とも自信を持って、採用試験に臨んで頂きたいと存じます。
最後に
財閥倉庫の内定を獲得するための難易度と今からでもできることについて解説しましたがいかがでしたでしょうか。
ブログでは書けないような踏み込んだ内容に関しては、以下のサービスにてご質問頂ければ何でもお答え致します。
特に、就活生や転職希望者の皆さんが人事には聞きづらいと感じるような内容を聞いて頂ければお力になれるのではと存じます。
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