今年の新入社員は優秀!?

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ビジネス・マーケティング
この時期、どの企業でも新入社員向けの研修が行われます。
私や私の友人も研修講師を務めていますが、今年は例年と違う感想を持っています。
それは、全体的に新入社員が優秀なことです。

今年の新入社員と言えば、コロナ禍の中、学生生活を送り、就職活動をしてきた年代。
未曽有の大変な生活を送ってきたので、特に対人関係、コミュニケーション能力はどうなのか?
採用した企業側でも心配されるところでした。
しかし、その心配は、今のところ全く杞憂です。

コミュニケーション能力はむしろ高く、課題発見能力や解決に結びつけるプロセスも明確な印象を持っています。

これは、どういったことでしょうか?
1つの答えが、恵まれない環境でも、工夫や努力を続けた姿勢と準備です。

学校が閉鎖され、実際に人に会う、話すことができないときにどうするか?
世の中を嘆くのは簡単です。
しかし、そこからは何も生まれません。

困難な状況自体は、自分で解決はできない。
それでも、「次善の策はないか?」と自問し、オンラインツールを利用して、今より良い状況を作りだしていく。
そういった姿勢で学生生活を送った新入社員は、ある意味、物事の本質を見極める姿勢が身に付いたとも言えます。

例えば就職活動についても同様です。
今までの手法が、必ずしもあてはまらない。
そんな状況でも、就活はやってくるわけです。

それでは、いつまでに何を準備したら良いのか?
学校に通い、友人と話をしていれば、受け身でも、ある程度の情報や刺激を得ることはできました。

しかし、それが出来ないとなった中では、自らが能動的に動き、情報を収集し、準備していかなければならなかったわけです。

そんな就活をクリアした新入社員は、やはり優秀となりました。
コミュニケーション能力も、それ自体が優れていることもありますが、何しろ、コミュニケーションを取っていくこと自体に喜びを感じているように思えます。
それまでの期間、限られたコミュニケーションしか取れなかった分、良い意味で反動があるとも感じます。

どちらにしても、外部環境を自分で変えることは、困難な場合が多い。
それでも、自分が変わることで、自分の周りが変わる、そして、そのコミュニティーが良い方向に変化していくことは、多々あることです。

大事なのは、今、自分が置かれた環境で何ができるのか?
そのためには、どのようにしたら良いのかを考え、行動することだと思います。

今年の新入社員は優秀と書きましたが、それは、このような考えに基づき、準備をしてきた結果とも言えます。
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