「資格・検定」食品安全検定について

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ご覧いただきありがとうございます。
本日も、資格・検定について、お話したいと思います。
本日ご紹介する資格・検定は、【食品安全検定】です。

こちらも、食品業界でお勤めの方。特に、品質保証・品質管理を担当されている方にオススメです。外部監査やHACCPシステムやFSSC/ISO22000などの資料としても使えるので、オススメの1冊です。
こちらの検定は、初級、中級と2段階あります。
初級:“食品”に関わるすべての方
中級:食の安全のエキスパート
というコンセプトでランクが分かれております。
ちなみに私は、中級のみ取得しております。こちらは2015年当時では以外と希少でだった、CBT試験を取り入れており、受験日の調整ができたことです。少し遠いPCスクールまで足を運んで受験した記憶があります。

続いて、食品安全検定について詳しくお話させて頂きます。
初級、中級ともに年4回、CBT 方式で実施されております。初級では100点満点中70点以上で合格、中級では100点満点中80点以上で合格となります。合格率は初級65%、中級50%のあたりを推移しております。

中級問題は、食品工場なら品質管理や品質保証を担当されている社員様が取得していると会社の信頼が上がると思います。そして初級問題は、食に関わる従業員向け、製造担当者、新人教育などに向いているレベルでしょうか。
HPには過去問も掲載されていますので、受験を考えられている方は、是非参考にしてください。
実際の試験も、誤っているもの1つ、または、正しいものを1つ選ぶ問題になります。公式テキストを読めば解ける問題です。頑張って熟読しましょう。

この試験の1番のオススメは、テキストが充実していることです。
食品衛生と言えばサルモネラやカンピロバクターなど食中毒菌が一般的ですが、微生物だけでないところです。寄生虫についても記載されており、今では有名ですがアニサキスも私がここでの記述を読んだのが初めてでした。人体に有害であるという事から、ヒスタミン、寄生虫、フグ毒、自然毒、毒キノコ、農薬、食品添加物、食物アレルギー、食品中の放射性物質、食品への異物混入、ヒ素などの化学物質についても、詳しく記載されております。
また、HACCPについても解説されており、食品衛生でお仕事されている方の辞書としてオススメなのです。

しかし残念ながら、他の食品関係の資格・検定に比べて、受験者数が少ない事です。認知度がないのか、協賛が少ないのでしょう。あまり広まってないですね。
この試験の発足当初は、「今後、上級試験も作ります」と掲げていたのですが…、2023時点でも準備中という段階のようです。


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