ワードプレスのバージョンアップの注意点

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コラム
ワードプレスでサイトを運営する場合、表示されるバージョンアップのメッセージに何も考えずに従うのは避けるべきです。

ワードプレス本体、プラグイン、テーマの更新にはそれぞれ留意すべき事項があります。

ワードプレス本体

ワードプレス本体は、サイト構築の基盤となるシステムです。定期的な更新は最新の機能を享受し、セキュリティを保つために必須です。ただし、適切な準備と検証をせずに更新を行うと、サイトに障害が発生する恐れがあります。

プラグイン

プラグインは、ワードプレス本体だけではカバーしきれない機能を追加します。多くのプラグインが定期的に更新され、機能拡張やセキュリティ強化が施されますが、時にはサイトの動作に悪影響を及ぼす場合もあります。

テーマ

テーマは、サイトの外観を定義するテンプレートです。人気のあるテーマは定期的に更新され、新たなデザインや機能が追加されますが、更新によってサイトの見た目や挙動に問題が生じることもあります。

バージョンアップ時の問題点

安易なバージョンアップは、サイトが表示されなくなる、更新ができなくなるなどの問題を引き起こす可能性があります。これは、ワードプレスの各要素がPHPによって構築されており、PHPバージョンとの互換性が損なわれた時に生じます。

PHPも頻繁に更新され、新機能が追加されるため、使用しているレンタルサーバーのPHP設定を常に最新の状態に保つことが重要です。特に、ワードプレス本体、プラグイン、テーマは最新のPHP規則に基づいて構築されることが多いため、バージョンの互換性には注意が必要です。

例えば、2024年2月現在ではPHPの最新バージョンは8.3ですが、使用しているサーバーが古いPHPバージョンを採用している場合、不具合が発生する恐れがあります。そのため、適切なPHPバージョンへの更新が求められます。

結論

ワードプレスをバージョンアップする際は、サイトの機能性とセキュリティを維持するために、十分な準備と検証を行うことが必要です。特にPHPのバージョン更新を含む環境整備には注意が必要です。サイト構築や更新に際して不安があれば、専門家に相談することをお勧めします。

もし10年ほど前に業者にワードプレスでサイトを構築してもらい、それ以来ほとんど手を加えていない場合、そのサイトがいつまで機能し続けるかは予測が難しい状況です。

バージョンアップを避けることで、突発的な不具合は起きにくいかもしれませんが、その一方でセキュリティ上のリスクが増大します。

このような状況にある方々に対して、無料で相談に応じます。

何かご不安がある場合や、サイトの現状について相談したいことがあれば、遠慮なくお問い合わせください。


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