アタッチメントスタイル

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愛着の'くせ'を知ろう!!!!

最近、インターネットやSNSの普及で、「アタッチメントスタイル(愛着・人間関係のくせ)」が世界中でブームとなっています。

 日本ではやはり「親ガチャ」や「二世」という言葉が流行るように、「人間関係の黒幕は'親(家族)'」という考え方も当たり前になるかもしれません。

 そもそも、「愛着(アタッチメントスタイル)」は人間が赤ちゃんの頃から抗ストレスとして自分を守ってくれる存在に帰ることで再び外の世界へ飛び出すために備わった本能です。

 母親や父親がトイレなど一瞬、子どもから離れなくてはいけない場面がそれなりにあります。それに対して子どもは泣き叫びます。これを「後追い」と言い、これが「愛着(アタッチメントスタイル)」の出発点です。

 これは保育士や幼稚園教師、親戚や親族などの愛着対象外-「(子供にとっては)赤の他人」ががんばってあやしても抗ストレスにはなりません。
 ただし、赤ちゃんの頃からいわゆる'施設っ子'や里親、養両親(養子縁組による育ての親)のもとで育った場合は施設のスタッフ(先生)や義両親が愛着対象となる場合もあります。

 日本は特に'施設っ子'が多いため、愛着対象が施設のスタッフ(先生)となるものなんの不思議もありません。

 この「愛着(アタッチメントスタイル)」は「氏(持って生まれたもの)」の影響もありますが、それ以上に「育ち(成長過程や周りの環境)」の影響が大きな重量を占めます。
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 上記のは私の「愛着(アタッチメントスタイル)」です。
 明らかに「回避型+不安型」というくせです。( ̄▽ ̄;)
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 「愛着(アタッチメントスタイル)」は上記の通り、3つの型がありますが人によっては2種混合(併存)や「未解決型」という中途半端な位置づけも少なからずあります。

 ただし繰り返しになりますが、「愛着(アタッチメントスタイル)」はあくまでその人の「人間関係の'くせ'」を知る「コンパス(方位磁石)」のようなものです。
 私のような「回避型+不安型」は確かに人間社会では非常に「生きづらい」人種かもしれません。しかし、これに甘んじたり、レッテルを貼るようなことはあってはいけないと私は思います。

 「愛着(アタッチメントスタイル)」は生きている限り、何歳でも「やり直し(再構築)」が可能です。
 その一つが「家族心理学」における「関係性」です。
 要するに、ゲームのように「子どもっぽさ(一者関係:自己愛性)」から「愛着形成(二者関係:親子関係)」、そして「大人らしさ(三者関係:社会関係)」と幼い頃から問題解決(クリア)をしていくしかありません。

 つまりいくつ歳をとっても、その「関係性」でつまづいたところまで戻ることで問題解決(クリア)をするしかありません。
 特に、「愛着形成(二者関係:親子関係)」で失敗すると'ドミノ倒し'のように「大人らしさ(三者関係:社会関係)」以降も失敗します。

 ただし現実は、時間は「進む」しかないです。ある程度時間が過ぎた子ども-青年以降の子どもの場合は「和解」という形で問題解決(クリア)するしかないでしょう。
 しかし、「和解」以外では「家族ライフサイクル」による「距離感」です。これも「心理学・人間関係」を身につけないと気づくことはありません。

 ある学校で「愛着(アタッチメントスタイル)」の授業があることをテレビで拝見しました。主に「模擬カウンセリング」を1対1のタイマンで行うことで、お互いの'困りごと'や人間関係の共有、「頼る頼られる関係の構築」など素晴らしいものでした。

 これは人間として素晴らしいことを学校で身につけようとしたよい事例です。
 当たり前ですが、「人間は社会性の動物」です。「頼る頼られる関係の構築」-これが「愛着(アタッチメントスタイル)」であり、人間の'出発点'なのかもしれません。
 だからこそ、「心理学・人間関係は人間が人間である以上、'出発点'として学校の授業として身につける必要」があると私は思います。
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