メールを作るときに一番大切なもの。それは敬語です。
メール作成に困っていた同僚のお話
メール業務に馴染みのなかったPさんと一緒に働いていた時のこと。Pさんがまずつまずいたのが、敬語でした。対人業務は得意で自信に満ちあふれていましたが、メールとなるとPさんは「本当に難しくて時間がかかる・・」と、毎日悩んでいました。
お客さんに送るメールを話し言葉で送るわけにはいきません。Pさんはもちろん本を読んだり、ネットで調べたり、とても努力していました。しかし、40歳を超えてから新たに文章の書き方を習得するのはなかなか大変そうでした。
「自分の使う敬語が合っているのかよくわからない」と考えているうちにどんどん時間が過ぎていく。
初心者のときに陥りがちな状態でしょう。自分ではもっと早く完成したいのに時間がかかる。私も昔はそうでした。誰でもはじめは初心者なので
私自身、敬語を調べながら書くことは今でもあります。相手と場面に応じて、できるだけ美しい敬語を使えたら、仕事もスムーズにいくと考えているからです。
はじめのうちはメールを作る適性がないと感じてしまうかもしれません。それはまだコツがわかっていないからです。文章には必ずテンプレートがあるので、まずは手本となる文章を真似ていきましょう。
メールの作成は、重要なスキルであることは間違いありません。LINEやチャットでも、敬語を使う場面は必ず出てきますよね。
敬語が使えると何がお得になるの?
当ブログのタイトルに書いた「知らないと損!」。敬語を知っていると、逆に何がお得になるのでしょう。
コミュニケーションがスムーズになる
敬語が使えないと一瞬で信頼が落ちます。相手が自分のメールを読んで興ざめしてしまうのです。大げさに言うと、敬語ができる=ビジネススキルがある、とみなされるわけです。きちんと敬語が使えればコミュニケーションがスムーズになります。
私が時々連絡をとっていた研究者の方で、断トツに敬語が美しい先生がおみえになりました。明らかに「仕事ができる!」「育ちが良い」と思わせてくれるコミュ力の高さです。
敬語はもちろんのこと、的確な指示に優しい気遣いまで。その先生とやりとりするだけで背筋が伸びる気がしましたし、自分もそうなりたいと思ってやってきました。
敬語を使える力=社会性といっても過言ではありません。頑張って勉強すれば、社内外で通用する力が身につくことでしょう。
敬語を身につけるには
一番の近道は、仕事で敬語を使い続けることです。基本的なことは、1冊本を買って読めばだいたい載っています。ただ、理解することと使えるかどうかは別。
どんどん使って、失敗を積み重ねた先にきちんと敬語を使える自分が待っています。それから、身近に模範(上司・同僚)がいる環境も大切だと思います。
はじめから難しい言葉を使う必要はありません。まずは本を読んだり、お手本を真似したりして、少しずつ身につけていくことを目指しましょう。