貴方から、私に花を

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学び

届いた小指の指輪の話を送ってくれた友達としていたら、ことの真相を知りました。

なんと、私が先走って買ったその指輪が正解だと言うのです。

……。

貴方は、私に必要な物を届けようとして下さったのですね。

私に選択を任せると、それを選ばないことがあります。

貴方は貴方からのプレゼントと聞いて、私が確実に受け取ると知って。

いつもだったら、受けとって貰えないかもしれないと不安に思う所で、私がそれは確実に受け取ると分かっていて。

そこで自分が私に与えたい物ではなく、私が進むために必要な物を探してくださったんですね。

どこまでも、私のために。

……。

でも、神様は意地悪なんです。

そう言う時に限って、うまく行かないんです。

だから貴方は、貴方が本当に贈りたいものを選ぶ必要があったのです。

私に花を。


でも、貴方はめげません。

手紙に別の形として託しているそうです。

その手紙はまだ届いていませんが、貴方の失敗の歴史として、私、取っておいても良いですか?

家宝にしたら困っちゃうと思うので、こっそりとどこかにしまいましょうか。

え? 灰にしてくれ?

んー……。

貴方に失敗のチャンスを与えられるのは私だけなのです。
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