『夜鳴きのRock 'n' roll』〜絵画とショートストーリー〜
記事
デザイン・イラスト
ギターケースを背負った少女
これからどうせ、歌うのだろう
綺麗な声を
がなりたてて歌うのだろう
多くのピリオド弔えば
君をそれに相応しくさせる
今日までの様々を背負った少女
これからひとたび、歌うならば
それらが星空となって讃える
ライブハウス
迷子たちが支払う六文銭
それでも足りぬと、赤字の箱庭
此岸と彼岸の狭間で少女は
これからどうせ、歌うのだろう
フラット気味、若者の讃歌
生きてやる、と歌うのだろう
『夜鳴きのRock 'n' roll』