中小企業経営のための情報発信ブログ220:コミュニケーションの極意 褒める!

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ビジネス・マーケティング
今日もブログをご覧いただきありがとうございます。
ビジネスにおいてコミュニケーション力が最も重要なスキルであることは言うまでもありません。ビジネスは人と人との関係であり、よりよい人間関係・信頼関係を構築するのにコミュニケーションは欠かせません。
コミュニケーションを上手くとれれば、パワーハラスメント防止だけでなく、対人関係も良くなり、チームの生産性向上にも繋がります。
コミュニケーションをうまくする方法として、相手を褒めることが有用であると言われています。部下の育成方法は「認めて、任せて、褒める」が基本で、部下の成長には「褒める」ということが極めて重要な要素です。ところが、「褒める」というのはなかなか難しいものです。褒めたつもりでも、心がこもっていなければ、嫌みやお世辞ととられてしまいます。
合コンで、異性を褒める「さしすせそ」というのがあります。
⑴さ・・・さすがですね
⑵し・・・知りませんでした
⑶す・・・すごいですね
⑷せ・・・センスがいいですね
⑸そ・・・そうなのですね
こうした短い言葉を挟むだけで、お世辞にならず、相手を褒めることができます。
本人のいないところで褒めるというのも効果的です。本人のいないところで「あの人はすごいですよ」と持ち上げると、人づてに本人へと伝わり、お世辞や嫌みにならず、相手もこちらに好感を持ってくれます。
コミュニケーションは「言葉と想いのキャッチボール」ですが、その目的はよりよい人間関係・信頼関係の構築です。コミュニケーションには言語化以外の要素も重要で、直接相手に伝えるのではなく人を介して伝える(伝わる)ということもコミュニケーション、つまり言葉と想いのキャッチボールの仕方でもあるのです。
コミュニケーションはよりよい人間関係、信頼関係の構築のためのものなので、相手のことをよく知ること、相手を観察するということが大切です。自分のことばかりを話すのはコミュニケーションとは言えません。コミュニケーションにおいて重要なのは「聞く力」です。相手の情報を引き出すこと、相手を知ることが大切です。相手を観察するというのも相手のことをよく知るためのものです。
人には必ずいいところがあります。観察するというのは、そのいいところを探すことです。普段から相手のいいところを探し、それを褒めるのです。自然と相手は話し出してくれます。相手をさりげなく引っ張り出すのです。
コミュニケーションの極意は、普段から相手に関心を持ち、いいところを探しておくことが結局自分のためになるということです。
コミュニケーションは言葉だけでは成り立ちません想いがこもっていることです。そのためには表情、仕草、間などが重要な要素になります。相手の話を聞いて頷く、笑顔を見せるということは極めて重要です。
練習すれば練習するほど自分のスタイルになります。日本人は欧米人に比べてジェスチャーや笑顔が苦手なので、練習する意味はあると思います。しかし、わざとらしいジェスチャーや笑顔では相手の心に響きません。相手のことを親身に思い、心から出てくるような表情、仕草、笑顔であるべきです。
練習をしながら、常に心を込めて自然とできるようにすることです。わざとらしい表情、仕草や笑顔を練習するのではありません。
練習の機会は一杯あります。知らない人に声をかけてもいいのです。道を歩いていて、庭の花を見て「綺麗ですね」と声を掛ける、褒められた人は嬉しくなります。その一言で次の会話が始まるかも知れません。会社の部下への声かけは見ず知らずの人への声かけよりは簡単です。すれ違ったときに声を掛ければいいだけです。そこから部下の情報を引き出せばいいのです。そして次に会ったときに、その情報について少し掘り下げて聞けばいいのです。この繰り返しです。部下は自分のことに関心を持ってくれていると喜ぶはずです。こうして人間関係・信頼関係が築かれていくのです。
別段難しい話をする必要はありません。さりげない日常会話から相手の情報を引き出すのです。情報というと難しく思うかも知れませんが、相手が何に関心・興味を持っているか、相手が何を考え、何を望んでいるかということです。それを引き出すために、相手の良いところを褒めるのです。相手は気分を良くして自分から色々と話してくれます。焦る必要はありません。簡単なところから少しずつ進めていけば、そこから広がっていきます。
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