英語力UPに欠かせない断捨離術とは?

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最近よく聞く「断捨離」という言葉を目にしますよね。
不要なものを捨て、ものへの執着を手放すことで、スッキリと身軽で快適に生きようとする考え方です。

断捨離によってクロゼットや部屋が片付くと、もの場所の把握が簡単にできるようになります。 
ものを減らすことで、掃除や探し物に費やす時間が短縮されて、時間や心に余裕が生まれます。
また、ものを手放すというプロセスを通して、何が必要で何が不要なのかを見極めることで、「自分にとって本当に大切なものは何か」が見えてきます。

では、この断捨離って、英語力と何の関係があるのか?
実は、断捨離の考え方は、英語力を磨いていく過程でも優れた効果を発揮します!

母国語ではない英語で、限られた語彙力や応用力を屈指して何かを伝えようとするとき、
一番伝えたいこと以外の余分な情報を捨てる」勇気を持つと、英語でのコミュニケーション力が確実にアップします。

具体例と共にご説明しましょう。

数年前にアメリカ在住の友人(日本人女性)が体験した実際の話です。
ここでは仮にAさんと呼びます。
当時、Aさんは基本的な英文法や単語は理解していても、英語での会話に苦戦していました。

ある日、Aさんは、犬を散歩中のアメリカ人の知り合いに話しかけられました。(私もその場に一緒にいました。)
「Hi, it’s good to see you! How are you?」

Aさんは、とても真面目な女性で、その時の心境を一生懸命に英語で伝えようとしました。
Aさんの英語は全部覚えていませんが、日本語にすると内容はこんな感じだったと記憶してます。

「私の愛犬…私の犬、以前あなたが私の家に来た。覚えてる?茶色のプードル。あなたの犬と一緒にプールで泳ぐ。あなたの犬は可愛い。楽しい。餌を食べない。先週静かにする。お医者さんに行って元気です。昨日じゃなくてその前に、犬いない。悲しいけど元気…」

アメリカ人女性も一生懸命Aさんの話を理解しようと耳を傾けていましたが、
「your dog???」とすっかり困惑した感じでした。
その後、何とかその場はやり過ごしましたが、Aさんも話が全く通じていないことを察知して、自分の英語力のなさに落ち込んでいました。

Aさんの場合、そのとき彼女が一番伝えたかったことは、「先日、愛犬が亡くなってとても悲しい。」ということでした。
シンプルに「My dog died. I’m very sad.」と伝えたなら、Aさんと同様愛犬家であるアメリカ人女性にその気持ちを共有することができたでしょう。
そして、愛犬に関するちょっとした会話が続いたかもしれません。
Aさんは、愛犬についてあまりにも色々なことを説明しようとした結果、彼女の英語は支離滅裂になってしまいました。

頭で考えていることを思うように英語で表現出来ないと感じるときは、
思い切って「言葉の断捨離」をしてください。
「あなたが一番伝えたいこと」だけを言葉にする練習をしてみましょう。
それはシンプルだけど、確実に相手に伝わります。
すると、そこから会話が広がっていく可能性が生まれます。
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