さらば!森保監督:サッカー日本代表

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コラム
去る2月3日サッカー日本代表の「アジアカップ:カタール大会」が終了した。
アジアの強国「イラン」に1-2で敗れたのである。
この試合もまたストレスの多い試合であった。

今回も相変わらずの選手「個人技頼み」の試合展開で、「チームとしての約束事」「チームとしての共通意識の未熟さ」といった点ばかり目について、森保監督のサッカー日本代表チームのマネジメント能力の低さは、成長の跡が見い出せなかった。
試合後にボランチの守田選手がコメントしていたとおりである。

同様のコメントは「東京オリンピック」の時は田中碧選手が語っており、「カタールW杯アジア最終予選」のさなかには、当時の吉田キャプテンが語っていた。
森保ジャパンは一貫して「個人技」での事態打開を標榜し、「チームとして」対戦相手に「どう戦うか」の「決め事」や、「役割分担」が殆ど無いのである。

その事に選手たちはずっと苦しんでいた。
にも拘らず監督やコーチ陣は具体的な対応を指示もせず、そのための練習も積み重ねて来なかった様だ。
そんな不安やモヤモヤを抱えたまま戦っていた選手達が、その想いを吐き出すのは試合に負けて、これ以上監督たちの指示を受けることが無い時に成って、初めて本音をぶちまけるのだ。

それに対し「ベトナム」や「イラク」「イラン」の闘いにおいて確認出来たように、対戦国の監督は事前に日本代表の事をかなり詳しく調査・分析し、日本代表の弱点を研究し具体的な対応戦術をチームとして考え、準備して来た。
チーム戦術として、日本と戦う際の「共通意識」や「どの様に戦って攻めるのか」を構築し、メンバー間で共有できていたのである。
その象徴が「ロングスローの多用」であり「DF板倉サイドの、継続的な集中的攻撃」であった。

ベトナムのトルシエ監督を始め、日本を苦しめたチームは、いずれも組織としての戦術が徹底しており、チームで戦っていたのに対して、
森保監督の指揮する日本代表チームは、いつまでたっても「個人での打開頼み」「選手任せ」の闘いに、終始していたのだった。
この事は今回に限らず、彼が監督に成ってからの6年間ずっと続いていた。

森保一という監督は「対戦チームの調査」や「分析」が不十分で、それ以上にその分析に基づく「チーム戦術」の構築が出来ない、インテリジェンスの低い古いタイプの残念な監督なのである。

大きな大会の前ではいつも「優勝を目指す」とか「金メダルを目指す」とか、大口を叩いているが、実際には
「準優勝:2019年アジア杯」「4位:2021年東京オリンピック」「BEST16 :2022年W杯」「BEST8 止まり:2024年アジア杯」
の結果しか、彼には残せていない。

口先だけで威勢のいい言葉を吐くだけで、対戦相手に向けた「調査」「分析」や「対応戦術」を構築できない監督は、単なる「口舌の輩」に過ぎないのである。
要するに森保氏は「敵を知ろうともせず」、「自らのチーム及び自分自身をも知ろうともしない」残念な監督なのである。

彼の能力の限界は今回に限った事ではなく、「ロシアW杯」以後の6年間私達は、ずっと見せられてきたし、何よりも選手たちが経験して来たのであった。
その残念な事がこれまでずっと続いて来たのは、何よりもその「残念な監督」を6年間ずっと任せて来た、「JFA首脳陣」の問題なのである。

その元凶田島幸三会長が今春退任する事は、私達日本サッカー代表を愛する者たちにとっては朗報だ。
田島幸三氏にはJFAの会長退陣の道連れとして、ぜひとも森保氏も連れて行って欲しいものである。


宮本次期会長.jpg


新しいJFAの会長に、元ガンバ大阪の監督を務めていた宮本氏が就任するのは、喜ばしい事だと、期待もしている。
彼がこれまでの森保監督の実績やチーム作りをどう分析し、これからサッカー日本代表をどこに導いていくのか、注視して見守っていきたいと思っているところである。
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