日本語の原因·理由をあらわす
「~から」に対応する韓国語に어서と니까があります。
어서と니까のちがいをわかりやすく説明します。
まず、어서と니까どちらも使える場合があります。
(1)사이즈가 작아서 입을 수 없어요.(○)
(2)사이즈가 작으니까 입을 수 없어요.(○)
(1)(2)どちらも正しい文です。
では、次に어서と니까のちがいを説明します。
어서と니까のちがいは4つあります。
① 「니까」は後ろに命令文、勧誘文が使えるが「어서」は使えない。
(3)시간이 없어서 빨리 가세요. (x)
(4)시간이 없으니까 빨리 가세요.(o)
時間がないから早く行ってください。
後ろに「-세요」命令文を使っているため、(3)어서は使えませんが(4)니까は使えます。
命令文、勧誘文を使うときは니까!
② 「니까」は過去を表すことができるが「어서」は使えない。
(5)너무 매웠으니까 먹지 못했어요. (o)
(6)너무 매웠어서 먹지 못했어요.(x)
とても辛かったので食べれませんでした。
過去を表す었/았は(5)니까の前にはくっつきますが、
(6)어서の前にはくっつきません。
③ 「어서」は後ろに「반가워요, 감사합니다, 죄송합니다」を
使うときの慣用表現で使えるが「니까」は使えない。
(7)a.만나서 반가워요. (o)
b.만나니까 반가워요.(x)
お会いできてうれしいです。
(8)a.도와주셔서 감사합니다. (o)
b.도와주시니까 감사합니다. (x)
助けてくださってありがとうございます。
(9)a.늦어서 죄송합니다. (o)
b.늦었으니까 죄송합니다. (x)
遅れてすみません。
うしろに반가워요, 감사합니다, 죄송합니다を使うときは(7a), (8a), (9a)のように어서を使います。
これらの例文では니까は絶対使ってはいけません!
韓国人に失礼な言い方になります。
(9b)は「遅れちゃったんだから(仕方ない)、すんません」という感じです。
遅れたのは自分のせいではないというニュアンスになります。
④ 「어서」は普遍的で自然な流れの文に使い
「니까」は主観的な行動の主張、命令の根拠などに使う。
(10)비가 많이 내려서 홍수가 났다. (o)
雨がたくさん降って洪水になった。
(11)집에만 있으니까 더 아프지. (o)
家にばかりいたらもっと体が悪くなるよ。
(10)雨がたくさん降ったら洪水になるというのは自然にそうなるであろうことをあらわしています。
어서は、多くの人がそのように考えるだろうという普遍的な文章を作るときに使います。
(11)家にばかりいたらもっと体が悪くなるでしょというのは話し手の主観的な命令の根拠や行動の主張です。
어서が普遍的なら、니까は主観的と大きく意味のちがいをとらえましょう。
一目でわかるように表でまとめました!
原因·理由をあらわす어서と니까のちがい
試験勉強以外で韓国語を勉強されている方へ
最初から文法の説明を見るのではなく、必要な時に取り出してご覧ください。
韓国語がうまく伝わらなかったとき、間違いを指摘されたときに、
確認してみましょう。
ひとつずつひとつずつ進んでいれば大丈夫です。
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