日本語の助詞「と」(and)に対応する韓国語は
「과/와, 이랑/랑, 하고」3つあります。
これらの違いをわかりやすく説明します。
①「과/와」は書き言葉的で、「이랑/랑, 하고」は話し言葉です。
※「과/와」を話し言葉として使うときは
演説のような場面で使います。
②「과/와」はフォーマルで「이랑/랑, 하고」はインフォーマルです。
「原因と結果を考えました」の韓国語はつぎのとおりです。
(1)원인과 결과를 생각했습니다. (○)
(2)원인이랑 결과를 생각했습니다. (×)
(3)원인하고 결과를 생각했습니다. (△)
フォーマルつまり、固い文の時は(1)「과/와」を使います。
(2)「이랑/랑」は韓国人は使いません。
(3)「하고」はなんとか許容範囲ではあります。
③ 連結するうしろの名詞のあとには「과/와」はつきませんが、
「이랑/랑」と「하고」はつけることができます。
「AとBを買います」を韓国語に直してみましょう。
(4)옷과 가방과 사요. (×)
(5)옷이랑 가방이랑 사요. (○)
(6)옷하고 가방하고 사요. (○)
(4) 「과/와」はBの名詞の後ろにはくっつきません。
(5)「이랑/랑」(6)「하고」はBの名詞の後ろにくっつけることができます。
④ それぞれの助詞を混ぜて使わないように注意しましょう。
(7)저는 딸기하고 오렌지하고 복숭아하고 바나나를 좋아해요. (○)
(8)저는 딸기하고 오렌지랑 복숭아랑 바나나를 좋아해요. (×)
(7)「하고」なら「하고」だけを使います。
(8)「하고」と「랑」をMIXしない。
一目でわけるように表でまとめました。
과/와 이랑/랑 하고のちがい
과/와 이랑/랑が二種類ずつある~と思った方へ
名詞の最後にパッチムがあるかないかによって
くっつく助詞のかたちが違います。
確認用にどうぞ!