「泊まれないホテル」と話題の瀞ホテルって?

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【心のデトックスライン】 にしだみゆです。

行楽に最適な季節になりましたが、まだまだコロナの影響でおでかけも気を使いますね。
私もすっかり旅から足が遠のいてしまっているので、この機会に以前旅した場所をまとめておきたいと思います。

泊まれないホテルって?

和歌山、奈良、三重の3県を流れる北山川の瀞峡(どろきょう)は、国の特別名勝に指定されていて、観光船での瀞峡めぐりが人気です。この観光船の田戸乗船場そばに佇む美しい和風建築の建物が瀞ホテルです。

このホテルは別名「泊まれないホテル」とも呼ばれています。大正からの歴史ある旅館なのですが、宿泊施設としての営業は終了していて、現在は秘境のカフェとして知られているのです。

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瀞ホテルとは

大正2年に「あづまや」という宿として創業した瀞ホテル。そもそもは山で伐った木材を運ぶために筏で北山川をくだる筏師のための宿だったそう。昭和初期になって瀞ホテルと名称を変更し、その時代は周辺にもいくつかの宿屋が存在し賑わったそうですが、時代の流れとともに平成16年には旅館業を閉業。現在は4代目にあたるご夫婦が平成25年よりカフェの営業をされています。

不定休なので、訪れる際はHPやお電話での確認をしたほうがいいと思います。11:30からの営業で売れ切れ次第閉店。メニューは多くはないものの、ハヤシライスや焼き菓子など、リピーターのお客さんが楽しみにしている人気メニューも。カウンター席や洋風のベランダを思わせる2階の外廊下などからの眺めは、観光船の行き来が眺められ、筏下りが盛んだった遥かな時代の宿泊客の気分が味わえます。

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予約は必要?

瀞ホテルの喫茶営業は11:30~食材が切れるまでとなっています。完全予約制ではないのですが、予約はしていったほうが確実です。なにしろ秘境ですから、長い距離をドライブしてきて「本日はもう終了しました」「お席がありません」となれば残念ですよね。また、名物のハヤシライスは予約制ですし、一時期はかなりの行列が並んでいたこともあり、現在では予約していく方がほとんどのようです。


泊まれないホテル「瀞ホテル」、興味をもっていただけたでしょうか? 現在は宿泊施設ではないのですが、カフェとして営業している施設内には、ホテルだった時代の遺産があちこちに飾られています。

雑貨の販売もしていて、こちらも人気です。

レトロなものや建築に興味がある方にも、大自然をバックに凛然と佇む和風建築は見応えがあるんじゃないでしょうか。

そして、ここを訪れたら瀞峡めぐりは、ぜひ楽しんでもらいたいのですが、天候などによっても左右されやすいので、計画を立てるときは天気予報のチェックも忘れずに!

瀞ホテル
奈良県吉野郡十津川村神下405
Tel. 0746-69-0003

さて、本日の1曲は川つながりで。

Jimmy Cliff 
Many rivers to cross

絶望の淵に立たされている男の心の叫びともいえるリリックを、ジミー・クリフが圧倒的な歌唱力で歌い上げます。

孤独が俺から離れない
ひとりでいることが本当に嫌になる
彼女も理由も言わずに俺から去っていった
こういうとき、泣くべきなんだろうな

この部分だけだと恋愛の悲哀を歌っているようですが、人生すべてがうまくいかずに絶望しているかのような内容。

でも、なぜか「きっと道はあるさ」と思わせるのは、メロディのせいですかね。

きっと道はある・・・
私とお話して、そう思ってくださることがあれば嬉しいです。













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