【心のデトックスライン】にしだみゆです。
前回のブログで、映画「グリース」のなかの1曲をご紹介したときに、主演のジョン・トラボルタとオリビア・ニュートンジョンが年齢を経て共演した映像を次回ご紹介します書いたので、いっそのこと、この映画についての記事を書こうかなと思います。
この映画、1978年公開の映画なので、私もかなりあとになって観たのですが、そもそも時代設定は1950年代のアメリカ。
私が初めて観たのは中学生ぐらいで
「え?アメリカの高校生ってこんな楽しいの?」
と、すっかり1950年代のアメリカに惹きこまれてしまったのでした。
もちろん、その頃にはすでに、こんなファッションをしているアメリカの高校生はいなかったはずですが(笑)
夏のバカンスで淡い恋をしたサンディ(オリビア・ニュートンジョン)とダニー(ジョン・トラボルタ)。ダニーの高校にサンディが引っ越してきたことで再会するも、バカンスで出会った時とは違い、ダニーは不良グループのリーダーで、清楚系のサンディは価値観の違いに悩む。一方のダニーも、サンディのことは気になるもののメンツが気になり、素直になれない。
と、まぁ、よくある青春学園ムービーなのですが、この映画がアメリカだけにとどまらず、いまだに世界中で名作とされているのは、ミュージカルとして劇中に使われている楽曲の素晴らしさによるところが大きいと思います。
それでは、前回のブログで言っていた、映画「グリース」のYou're the One That I Want という曲のシーンと、2002年のグリースDVDリリースパーティに登場したオリビアとジョンのステージで唄われた同曲のシーンを紹介します。
2002年だとジョンは40代後半、オリビアは50代前半だったと思いますが、二人とも素敵な年齢の重ね方をしていて、世界中の「グリース」ファンがワクワクするようなステージです。
John Travolta And Olivia Newton John - You're The One That I Want
近年、この映画が性差別問題に巻き込まれるということがありました。
劇中の衣装や発言が、ミソジニー(女性蔑視)的であるという反発です。
その件については、オリビアは「この映画は50年代の設定で70年代に製作されており、ちょっとバカげている」とコメントしています。
時代が変わったことは、もちろん私も認めますが、その認識の薄い時代の映画であることを加味せず、また本当の素晴らしさを脇に置いて、その部分だけに批判を集中させるのは悲しい。
娯楽として、永遠に名作として残ってくれることを祈っています。