大切な誰かを亡くされたあなたに私ができること

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コラム
【心のデトックスライン】 にしだみゆです。

この窓口、本当はもっともっとあとで出品するつもりの電話相談でした。



理由は、私自身がまだこの悲しみから立ち直ってないからです。

私は昨年末に大事な人を自殺というかたちで失いました。

家族全員性格も違うので

「気づきを与えてくれた」「天使になって見守ってくれている」と必死で前を向こうとする人

「私があのときもっと話しかけていれば」「もう写真を見るのもつらい」と後悔の念から一切の話題をシャットアウトする人

そして、絶望の底にタッチすれば、気持ちが楽になるのではないかと、わざと最期のときに彼がなにを考えていたのかを痛みをこらえながら考える人

同じ悲しみの中でも向き合い方が異なりました。

このわずかな向き合い方の違いが、家族同士で亡くなった彼の話をすることができなくなるキッカケでした。

もちろん周囲も心配してくれます。

「なんでも話して」と言ってくれた友人もいました。

でも、終わりがないんです。

解決のできない話を、こちらの気分次第で何度も聞かせるのは、はばかられました。

しばらくすると私には別の問題が浮上し、こちらは比較的人に話しやすいものでした。

この話題で誰かと話すほうが自分自身も悲しみを直視せずに済みました。

しかし、最近気づいたことがありました。

私はこの悲しみから逃げるために、自傷行為のように次々と問題の多い場所に首を突っ込み、自分が傷つくことで、悲しみを封印していたのだと。

もちろんそれらの問題も私にとっては重要なことなのですが、それに気づいたときから、問題への向き合い方が変わりました。

少なくとも自傷行為にように自分を追い込むことはしなくなった気がします。

そして、この電話相談を出品する気持ちになったのです。

私もまだまだ悲しみを思い出に昇華するには至っていません。

でも、生々しいこの悲しみがあるときだからこそ、同じ悲しみに苦しんでいらっしゃるかたのお話に共感し、共鳴し、心を寄せることができるかもしれないと思ったのです。

どうか苦しい心のうちを、ここでだけでも、すべて打ち明けてください。

もちろん、自殺だけはなく、病死、事故などで大事な人を亡くされたかたも悲しみは同様です。

生きているうちにしてあげたかったこと、最期まで言えなかった感謝や謝罪など「誰に話したらいいのだろう」と心のうちに言いたいことをため込んでいませんか?

話して少し自分を労わってあげませんか?

悲しみはなくならないけど、少し自分を解放する時間を持ちませんか?

あなたのお電話をお待ちしております。



今日は私の大切な人の葬儀で流れていた曲を。

エリック・クラプトンが自身の息子さんを亡くしたときに作った曲です。

Eric Clapton - Tears In Heaven

僕は強くならなきゃね。
そしてこれからも生きていかなきゃならない。
天国は僕がいる場所じゃないって知ってるから。

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