人が人を育てるわけではなく、環境が人を育てる

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マネー・副業
大前提として、人のアドバイスや人との関係性が人の成長に全く関係ないといいたいわけではありません。一番やってはいけないのは『俺のやり方はこうだからお前も真似しろ』と言って、半ば強制的に上司という立場を利用して自分の言うことを聞かせること。人ができることといえば、『人が育つ環境を整えてあげること』だと思っています。もちろんその人が進んでその人のやり方を守ることで成長することができると考えている場合は除きます。また、守破離の『守』に該当する基本的な訓練は必要だと思っています。

自分が新卒の会社を退職し、広告代理店のインターンから正社員になったときのことです。スポーツ選手や指導者とその指導者から学びたい人とをつなぐプラットフォームのサービスの立ち上げに関わっていたことがありました。やることはシンプルでした。指導する側の指導者側を口説いて集めてくること、そのスポーツ選手や指導者から学びたいとおもう人がいる場所やコミュニテを見つけて来ること。そのときの上司は自分のことを信じてくれていたのか(忙しくて自分のことをみていられなかったのか、、笑)、自分の営業のやり方や新規開拓のやり方にほとんど余計なことは言ってきませんでした。会社の問い合わせフォームからDMを送ってアポをとってきたり、すでに取引している会社の方に紹介を募るなど、(自分もちゃんと上司に報告はしていたと思いますが、、、)本当に自由にやらせてもらいました。『これやってみたいんですけど。。』と相談しに言って、だめと言われた記憶がありません。週次の定例会なども行っていましたが、困っていそうなら『こうやってみたら?』とアドバイスをしてくれたくらい。おかげさまでたくさんの場数を経験させていただき、個人的にはとても成長できたと思っています。

このときの経験のおかげで、親会社の広告の仕事もたくさん経験する機会を得ることができました。特にあのときは、ろくに家にも帰らず、お金も全然ありませんでしたが、同僚の仲間と昼間は営業にでかけ、夜遅くまで仕事して、夜ご飯を一緒に食べてかえって、夢中になって仕事していました。きつい時期でもありましたが、あのときの仕事の充実感は今でも忘れることができません。上司が自分のことを信じてくれて自由に仕事ができること、また、なにかトラブルがあったときにはすぐに助けてくれる上司の存在があったからこそ今の自分がいます。

私は今、業務委託で様々な方にお仕事をお願いしている立場のため、上司という役割ではありません。今後会社として成長していき、マネジメントする役割、立場になったときには私の部下に自分と同じような充実した毎日を送ってもらいたいと思っています。
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