ビデオテープ500本に死す

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男とはなんであんなに物を集めて集めまくって囲まれていくことにその生を全うせんと言わんばかりなのかと呆れることが多い。

はい、そんな私も子供の頃から20代にかけて色々集めまくってました。。

特に大学生の時、何ヶ月も貯金して録画ができるビデオデッキを購入してしまった頃が一番ひどかった。
それはもう嬉しくて嬉しくてテレビドラマやアニメを録画しまくってました。
ただ問題は、ビデオテープという国語辞典をちょっと小さくしたような物体はかなりかさばって、収納に迷うわけです。

当時、コンビニでバイトをしていたのですが、タバコが専用のダンボールで運ばれることを初めて知りました。

 ・タバコ10箱→1カートンという一包
 ・50カートン→専用のダンボール1箱に梱包
(イメージが難しいですが、そのダンボールはスーツケースを一回り大きくしたようなサイズ感です)

ある日、ふと思いつきます。
「このダンボールならビデオテープがみちみちに入るのでは!?」

店長にお願いしダンボールを持って帰ったところ、気持ち良いくらいみっちみちに収納できた。たぶん、1箱にビデオテープが100本近く入ったと思う。
(最終的にはダンボール5箱になり、居住スペースを圧迫された結果、そのダンボールに囲まれるように布団を敷いて寝ていました)


ここで大事なことを言いますね。
「『いつかまた見る』と心の中で唱えた物はびっくりするくらい確実に二度と見ない」


結局、そのビデオテープたちは再生されることもなく引っ越しの際にすべて捨てられてしまうのですが、きっと「こんなに集めている俺、すげえ博識だよね」みたいなものがほしかっただけなのだと思います。

それよりも、もしも寝ている時に地震が来て、あのダンボールが全部倒れてきたら圧死していたのかもしれないと考えると恥ずかしくて切ない。。


はてさて、本や映像は読んだり見た後、大事なことは頭の中に残っていてふとした時に現れてくる。
なので、特段思い入れがなければ抜け殻のそれは捨ててしまってもいいんだよ、手放して問題ないよと自分へ唱えてあげるようにしています。

そういえば今、手元にあるのは大事な写真集1冊と本は5冊くらい。DVDなどは持っていません(本は買って読んだら当日中にブックオフで売ってしまうことも)

物に囲まれないことは意外と安寧です。
物に殺される心配もないし(笑)








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